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アマチュア無線局 7M2MZO

430FMで低山ハイキングを兼ねた移動運用を楽しんでいます。

位相給電7エレループ八木の調整

(1) はじめに
‘23.06.04の記事で 位相給電7エレループ八木を作成したが、
アンテナアナライザへの外乱により調整が出来ませんでした。
この妨害の発生源は 自宅近くのCATVの中継増幅器のリークを疑って
いますが確証はありません。先日、「自宅近くのCATVケーブルのメンテ
ナンスを行う」との通知があり もしかしたら と
アンテナアナライザをも持ち出して まず過去に作成した八木アンテナを
測定すると SWRは1.0付近で 測定OKです。

(2) 次いで‘23.06.04の位相給電7エレループ八木を測定しエレメント長を
伸縮して調整した結果 
フレンド局に譲っていただいたCAA-500では
 423.0MHz SWR 1.1:62Ω 433.0MHz SWR1.0:50Ω 439.8MHz SWR1.1:60Ω
手持ちのBR-500では429.3〜437.3.0MHzの範囲内で1.1以下
a あ
b すんぽ
 うまく出来たと 伸縮したエレメントの端末処理を行い もう一度測定すると
全く異なる(悪い)測定値です。先に測定した八木アンテナも同様の測定値でした。


(3) アンテナアナライザへの外乱妨害の原因がCATVかどうかは解りませんが
  妨害には時間変化がある様で 安心してアンテナ調整を行うことが出来ません。

**位相給電7えれ制作内容は‘23.06.04の記事をご参照ください**

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位相給電7エレループ八木とアンテナアナライザへの外乱

(1) はじめに
アンテナ材料の整理が予想外に早く終わり、見つけた帯鋼で ループ八木を作ったが、、、。
a あ
b すんぽ
フレンド局から頂いたアンテナアナライザCAA-500で測定すると433MHzの
SWRは3付近。手持ちの手持ちのアンテナアナライザBR-500も同様の測定値。
現在使用中の(SWR調整済みの)位相給電7エレループ八木も同じ測定値でした。
二つのアンテナ、二つのアンテナアナライザで同じ測定結果で 妨害電波が原因です

Ra2を50mm程度短縮するとSWRは下がるが、実際には大きなSWRに調整する事に。このところのアンテナ制作の失敗(SWRは下がったが飛ばない)が続いたのも これが原因と思います。この妨害の発生源は 自宅近くのCATVの中継増幅器のリークを疑って
いますが確証はありません。このところ しばらく止まっていたのですが


(2) 制作内容 (ほぼ以前の記事からの流用ですが まあ お飾りで)
  (a)帯鋼エレメント受け
帯鋼のエレメントを受ける為に、φ4黄銅パイプを潰したスリーブを使用しています。
d え

  (b)位相給電部
 約10mm長に切ったエレメント受けを、Ra1ではBNCの中心導体ピンとブームに、
Ra2ではブームに半田付けしたエレメント受けとは1mm厚プラスチック板で絶縁して
半田付け又は配置し、マッチングロッドは赤い電線と、もう一本はブームを利用して
8JK式位相給電の接続を行います。エレメント受け等は木工用ボンドで補強しました。
c ず

(c)帯鋼エレメント
 移動運用のために、φ4黄銅パイプを潰したスライダーにより約1/2長に摺動収納。
e えれめんと

(d)ブームの連結
φ3ステンレス棒のブームは2分割。φ4黄銅パイプで連結。
f つ

(e)アンテナの支持
 移動運用時にアンテナを写真用三脚などに支持するために、ミニステー金具
を加工し、M3ローレットねじで固定します。φ6ステンレスパイプの他端に
雲台ねじに合致するナット半田付けした板金を取り付けています。
g し

(f)分解収納状態(重量134g うちエレメントは70g ブームは64g)
h ぶ


(4)蛇足
 (a)エレメントに帯鋼を使用したループ八木は、グローバルアンテナ究会の
開発品です。 研究会のHPに、各種エレメント数のループ八木の作り方が
記載されており、帯鋼もグローバルアンテナ研究会HPから入手可能です。
 当ブログの記事内容は、研究会のオリジナルを参照して給電方法を変えたものです。

 帯鋼は熱処理された炭素鋼帯で、一般にはリボン鋼、焼き入れ鋼帯などの名で
多種の寸法のものが工業用に市販されています。個人が例えば10m程度の少量を
購入するのは難しいと思われます。

(b)位相給電
当初はHB9CV式で作りましたが、構造の簡単な8JK式の位相給電としました。
位相給電による利得の増強の効果に形式の違いによる差は僅かの様でした。
i あんてな
ループ八木の位相給電による利得の増強の効果をエレメント数で比較した過去データです。
使用した簡易電界強度計は現在のものとは仕様、設置場所が異なり、下表の数値は絶対値
ではなく、対照比較用です。
j 電界強度比較


(c)ブログ内の参照記事
      カテゴリー「無線関連」
   '15.01.25:帯鋼エレメント
   '15.01.27:ループ八木の位相給電

      カテゴリー「自作アンテナ」
   '08.05.05:9エレループ八木-----------------エレメントのスライド収納。
   '10.12.29:4エレHB9CVループ八木-----8JK式位相給電
   '11.01.29:7エレスイスサークルループ八木------HB9CV式位相給電
   '15.01.22:7,9エレ位相給電ループ――8JK式位相給電
    その他ブログ記事にしていない制作例があります。


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430MHz用 5エレ八木

(1)はじめに
反射器Reが“く”の字形の5エレ八木です。
前回(‘23.03.19の記事)から1エレ除きました。
a 比較
今回 Reの角度45°と55°についてもMMANAの計算を行った
 51°でのGa及びF/Bの値が 僅差ではあるが良かった


(2)Raエレメントはφ2銅棒。Re。Dエレメントはφ2アルミ棒
b あ
ブームはφ6アルミパイプ
c す
MMANAのデータからD1,D2を移動してSWR調整を行い
フレンド局に譲っていただいたCAA-500では
 431.3MHz1.1:55Ω 433.0MHz1.0:50Ω 433.5.0MHz1.1:45Ω
手持ちのBR-500では431.1〜436.0MHzの範囲内で1.1以下
いつもの簡易電界強度計出力1W ,距離2mで、3.2mA


(3)MMANAのデータ
             計算値  
d け

            パターン
e ぱ

            定義 
f_20230513141930399.jpg


(4)製作内容(いつもと同じです)
反射器 
ブーム上に接着した1mm厚樹脂板に2本のM2スペーサを配置し半田付けで連結。
これを(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定。φ2アルミ棒のエレメントの一端に
φ3黄銅パイプ゚を介してM2ねじを圧着。ブーム上のM2スペーサにねじ込む。
g れ

給電部
スリ割りを入れたφ8樹脂パイプに翼状に3mm厚樹脂板を接着。φ2銅棒のエレメントを木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンドで固定してBNCを半田付け
h らら

      放射器のブームへの取り付け
ブームにφ8樹脂パイプで待ち受け 給電部のφ8樹脂パイプの弾性を利用して
パチンとはめ込みます。
i ら

     導波器の支持
 導波器、放射器の中央部に5mm長φ4樹脂パイプをストッパとして接着。
ブームに(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定した20mm長の
φ4樹脂パイプに挿入、支持します
j で

    ブームは分割。φ5アルミパイプ(肉厚1mm)で連結。
    尚、ブームはφ6アルミパイプ(肉厚0.5mm)です
k つ

アンテナを写真用三脚に支持する治具は、φ8樹脂パイプと2mm厚のプラスチ
ック板にM3ナットを焼き嵌めで固定してM3ローレットねじを取り付け。
φ6ステンレスパイプの一端に、φ3黄銅パイプを半田付け及び、切欠き加工した
ミニステー金具を半田付けし上記の治具を受けます。φ6ステンレスパイプの他端には
1/4Wナットを固定しており、三脚雲台ねじで固定可能です。
l し
この治具は、カテゴリー「無線関連」のアンテナ支持(’15.01.30の記事)をご参照下さい。

     分解収納状態(重量51g うちエレメント30g ブーム21g)
m ぶ

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430MHz用 5エレ八木

(1)はじめに
先端の放射器と反射器が曲がった ˂|˃ 形の3エレ八木G4ZU
('13.07.21の記事)を元にして反射器のみを“くの字”形としてエレメント数を
増やしてきた八木です、参照したG4ZUのHPは今は残っていません。

 前回(23.02.19)は6エレを作成。今回は引き続き1エレ除去で5エレを作成
a ひかくん
簡易電界強度計に対して距離2mで角度を少しずつ変えながら指示値を読みます。
今回の6エレの指示値は3.0mAで6エレに比べかなり電界強度は落ちました。


(2)Raエレメントはφ2銅棒。Re。Dエレメントはφ2アルミ棒
b あ
ブームはφ6アルミパイプ
c す
MMANAのデータからD1を移動してSWR調整を行い
フレンド局に譲っていただいたCAA-500では
 416.5MHz1.1:60Ω 433.0MHz1.0:50Ω 434.4MHz1.1:47Ω
手持ちのBR-500では422.7〜434.0MHzの範囲内で1.1以下
いつもの簡易電界強度計出力1W ,距離2mで、3.0mA 


(3)MMANAのデータ
     計算値  
d け

            パターン
e ぱ

            定義 
f て


(4)製作内容(いつもとほぼ同じです)
反射器 
ブーム上に接着した1mm厚樹脂板に2本のM2スペーサを配置し半田付けで連結。
これを(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定。φ2アルミ棒のエレメントの一端に
φ3黄銅パイプ゚を介してM2ねじを圧着。ブーム上のM2スペーサにねじ込む。
f れ

給電部
スリ割りを入れたφ8樹脂パイプに翼状に3mm厚樹脂板を接着。
φ2銅棒のエレメントを木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンドで固定してBNCを半田付け
g らら

      放射器のブームへの取り付け
ブームにφ8樹脂パイプで待ち受け 給電部のφ8樹脂パイプの弾性を利用して
パチンとはめ込みます。
h ら

     導波器、反射器の支持
 導波器、放射器の中央部に5mm長φ4樹脂パイプをストッパとして接着。
ブームに(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定した20mm長の
φ4樹脂パイプに挿入、支持します。

    ブームは2分割。φ5アルミパイプ(肉厚1mm)で連結。
    尚、ブームはφ6アルミパイプ(肉厚0.5mm)です
j つ

アンテナを写真用三脚に支持する治具は、φ8樹脂パイプと2mm厚のプラスチ
ック板にM3ナットを焼き嵌めで固定してM3ローレットねじを取り付け。
φ6ステンレスパイプの一端に、φ3黄銅パイプを半田付け及び、切欠き加工した
ミニステー金具を半田付けし上記の治具を受けます。φ6ステンレスパイプの他端には
1/4Wナットを固定しており、三脚雲台ねじで固定可能です。
k し
この治具は、カテゴリー「無線関連」のアンテナ支持(’15.01.30の記事)をご参照下さい。

     分解収納状態(重量51g うちエレメント30g ブーム21g)
l ぶ




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430MHz用 5エレ八木

1)はじめに
 DG7YBN局のHP:http://dg7ybn.de/432MHz/GTV70_7.htm を参照して作成した
7エレ八木(‘22.06.25の記事)は放射器Raが“くの字型”です。
これに1エレ追加した8エレ八木(‘22.09.04の記事)は制作失敗でした。
は(‘22.06.25の記事)の7エレから6エレです
今回は 前回(‘22.02.09)の6エレから更に1エレ除去した5エレです
a ひかく
 
(2)Raエレメントはφ2銅棒。Re。Dエレメントはφ2アルミ棒
b あ
ブームはφ6アルミパイプ
c す
MMANAのデータ通りの組立でフレンド局に譲っていただいたCAA-500では
SWR/インピーダンス 414.9MHz1.1:52Ω 433.0MHz1.0:50Ω 433.9MHz1.1:47Ω
手持ちのBR-500では425.3〜433.4MHzの範囲内で1.1以下
いつもの簡易電界強度計出力1W ,距離2mで、3.0mA 


(3)MMANAのデータ
     計算値  
d け

            パターン
e ぱ

            定義 
f て


(4)製作内容(いつもとほぼ同じです)
給電部 
ブーム上に接着した1mm厚樹脂板に2本のM2スペーサを配置してBNCを半田付け。
これを(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定。φ2銅棒のエレメントの一端に
M2スペーサを半田付け。ブーム上のM2スペーサにねじ込む。
g き

      導波器、反射器の支持
 導波器、放射器の中央部に5mm長φ4樹脂パイプをストッパとして接着。
ブームに(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定した20mm長の
φ4樹脂パイプに挿入、支持します。
h で

    ブームは2分割。φ5アルミパイプ(肉厚1mm)で連結。
    尚、ブームはφ6アルミパイプ(肉厚0.5mm)です
i つ

アンテナを写真用三脚に支持する治具は、φ8樹脂パイプと2mm厚のプラスチ
ック板にM3ナットを焼き嵌めで固定してM3ローレットねじを取り付け。
φ6ステンレスパイプの一端に、φ3黄銅パイプを半田付け及び、切欠き加工した
ミニステー金具を半田付けし上記の治具を受けます。φ6ステンレスパイプの他端には
1/4Wナットを固定しており、三脚雲台ねじで固定可能です。
j し
この治具は、カテゴリー「無線関連」のアンテナ支持(’15.01.30の記事)をご参照下さい。

     分解収納状態(重量47g うちエレメント15g ブーム32g)
k ぶ

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