
(1) はじめに
普通の6エレ八木アンテナを作ってみようと思ったのですが、SWRの調整をしているうちに、7エレになってしまいました。
(2) アンテナ寸法
出来上がったアンテナの“結果的な”寸法図です。再現性は ? です。

分解&組立を行う移動用アンテナは、エレメントの種類(長さ)は同じ方が便利ですので、導波器D1~D5は全て同一の長さとしました。
放射器(Ra)の寸法です。

放射器はガンママッチとしましたが、コンデンサの手持ちが無く、省略して直接給電しました。
このため、形は似ていますが、ガンママッチでは無くなった様です。
(3) SWR調整
始めに放射器エレメントをブームに固定してSWR計に接続し、竹棒の先にセロテープで固定した反射器や放射器エレメントをブームに沿って移動させ、SWRが下がる位置で、ブームにセロテープで仮固定して行きました。これを繰り返したのですが、SWRは2付近から なかなか下りません。ガンママッチ部のショートバーの移動ではSWRはほんの少ししか変わりません。前記の様に6エレのつもりで始めたのですが、結局 D5放射器を追加して、やっと432~434MHzの範囲で1.2になりました。更に追い込むには、導波器の長さを細かく調整する必要が有るのかも知れません。
(4) 簡易電界強度計で比較
350mW、距離3mで測定した、電流計の振れ。 ブーム長
7エレ八木(今回作成) 55μA 1110mm
6エレダブルバズーカ八木 54μA 716mm
ブーム長ではダブルバズーカに随分と差が付きましたが、マアこんなものでしょう。
(5) 製作内容

ブームの材料は¥100店の園芸用竹棒(直径φ7~9)です。大体真っ直ぐなものを選んだつもりでしたが、写真でも解るように、くねくねと曲がっています。放射器と反射器はφ4アルミパイプ。放射器はφ4銅パイプと、BNC-Jコネクタの接続用にφ2銅線を少々。
放射器と反射器エレメントは、φ6(肉厚1mm)*20mm長 のアルミパイプをブームに木綿糸と瞬間接着剤で固定(更に2液エポキシ接着剤で補強する予定です)して、受けました。エレメントには抜け止めとして、短く切ったφ5アルミパイプをM2ねじで固定しています。

ブーム全長は1110mmです。30cmほどの長さに4分割して、黄銅パイプで連結出来るようにしました。

放射器の給電部です。
BNC-Jコネクタの中心導体を、放射器エレメントの長さの中央に開けたφ2.5の穴に差し込んで半田付けし、コネクタの外部導体側は、φ2銅線で、ガンマロッドに接続しました。給電部付近は3mm厚のアクリル板で支持しています。

φ2銅線の下に見えるM3ナットはブームへの固定用です。アクリル板に小さめの穴を開けておき、ナットをライターで加熱して押し込みました。
ブームの放射器固定部です。M3のローレットねじを竹棒に貫通させ、ナットと黄銅円盤を半田付けして、抜け止めとしました。右脇に、導波器の前後を誤組み付けしないように、お団子の串を切って植え込みました。上の給電部の写真のφ2銅線の有る側が、竹串の有る側になるように組み立てます。逆に組み付けようとすると、竹串と導波器エレメントがぶつかり、ローレットねじを締める事が出来ません。

アンテナを分解した状態です。ブームの太めの竹棒が かさばる感じです。

アンテナ全体を写真用三脚などに取り付ける為の“横棒”の、ブームへの取り付け部です。“横棒”の先にアクリル板を瞬間接着剤とM3のねじ&ナットで取り付け、ブーム側には3mm厚の白いプラスチック板をねじ止めしました。白いプラスチック板にはナットを2個(前記と同じく 加熱して押し込みで)固定して、ローレットねじを付けてあります。

(6) その他
(a)放射器D1~D5が全て同一長さという製作例はあまり無い様です。
アンテナとしては無茶なやり方で、エレメント数から予想される
本来の性能が出ていないかも知れません。
(b)ガンママッチに形だけ似ましたが、コンデンサを付加しないときちんと動作
しないものなのでしょう。前記の様に、ショートバーの位置を動かしてもSWRの
変化は少しで、SWR最低となる周波数もやはり僅かな変化でした。
コンデンサが無いとガンママッチとは別物で、フォールデッドダイポール
(折り返しダイポール?)と似たものになっているのかも。
尚、前回作った halo antenna(下の写真)では、ショートバーの位置を
変えることを、設計上も想定していない様でした。

(c)今回は、アンテナハンドブックのガンママッチの箇所を参考にしただけで、
成り行き任せで作ってしまいました。 普通の6エレを作るつもりが、
7エレになってしまった事でもあり、上記の(a)、(b)について、
今後きちんと確認してみたいと思います。というのが、ちゃんとした
無線家なのでしょう。 ・・・・ 当局に関しては 気まぐれ次第で、、、。
普通の6エレ八木アンテナを作ってみようと思ったのですが、SWRの調整をしているうちに、7エレになってしまいました。
(2) アンテナ寸法
出来上がったアンテナの“結果的な”寸法図です。再現性は ? です。

分解&組立を行う移動用アンテナは、エレメントの種類(長さ)は同じ方が便利ですので、導波器D1~D5は全て同一の長さとしました。
放射器(Ra)の寸法です。

放射器はガンママッチとしましたが、コンデンサの手持ちが無く、省略して直接給電しました。
このため、形は似ていますが、ガンママッチでは無くなった様です。
(3) SWR調整
始めに放射器エレメントをブームに固定してSWR計に接続し、竹棒の先にセロテープで固定した反射器や放射器エレメントをブームに沿って移動させ、SWRが下がる位置で、ブームにセロテープで仮固定して行きました。これを繰り返したのですが、SWRは2付近から なかなか下りません。ガンママッチ部のショートバーの移動ではSWRはほんの少ししか変わりません。前記の様に6エレのつもりで始めたのですが、結局 D5放射器を追加して、やっと432~434MHzの範囲で1.2になりました。更に追い込むには、導波器の長さを細かく調整する必要が有るのかも知れません。
(4) 簡易電界強度計で比較
350mW、距離3mで測定した、電流計の振れ。 ブーム長
7エレ八木(今回作成) 55μA 1110mm
6エレダブルバズーカ八木 54μA 716mm
ブーム長ではダブルバズーカに随分と差が付きましたが、マアこんなものでしょう。
(5) 製作内容

ブームの材料は¥100店の園芸用竹棒(直径φ7~9)です。大体真っ直ぐなものを選んだつもりでしたが、写真でも解るように、くねくねと曲がっています。放射器と反射器はφ4アルミパイプ。放射器はφ4銅パイプと、BNC-Jコネクタの接続用にφ2銅線を少々。
放射器と反射器エレメントは、φ6(肉厚1mm)*20mm長 のアルミパイプをブームに木綿糸と瞬間接着剤で固定(更に2液エポキシ接着剤で補強する予定です)して、受けました。エレメントには抜け止めとして、短く切ったφ5アルミパイプをM2ねじで固定しています。

ブーム全長は1110mmです。30cmほどの長さに4分割して、黄銅パイプで連結出来るようにしました。

放射器の給電部です。
BNC-Jコネクタの中心導体を、放射器エレメントの長さの中央に開けたφ2.5の穴に差し込んで半田付けし、コネクタの外部導体側は、φ2銅線で、ガンマロッドに接続しました。給電部付近は3mm厚のアクリル板で支持しています。

φ2銅線の下に見えるM3ナットはブームへの固定用です。アクリル板に小さめの穴を開けておき、ナットをライターで加熱して押し込みました。
ブームの放射器固定部です。M3のローレットねじを竹棒に貫通させ、ナットと黄銅円盤を半田付けして、抜け止めとしました。右脇に、導波器の前後を誤組み付けしないように、お団子の串を切って植え込みました。上の給電部の写真のφ2銅線の有る側が、竹串の有る側になるように組み立てます。逆に組み付けようとすると、竹串と導波器エレメントがぶつかり、ローレットねじを締める事が出来ません。

アンテナを分解した状態です。ブームの太めの竹棒が かさばる感じです。

アンテナ全体を写真用三脚などに取り付ける為の“横棒”の、ブームへの取り付け部です。“横棒”の先にアクリル板を瞬間接着剤とM3のねじ&ナットで取り付け、ブーム側には3mm厚の白いプラスチック板をねじ止めしました。白いプラスチック板にはナットを2個(前記と同じく 加熱して押し込みで)固定して、ローレットねじを付けてあります。

(6) その他
(a)放射器D1~D5が全て同一長さという製作例はあまり無い様です。
アンテナとしては無茶なやり方で、エレメント数から予想される
本来の性能が出ていないかも知れません。
(b)ガンママッチに形だけ似ましたが、コンデンサを付加しないときちんと動作
しないものなのでしょう。前記の様に、ショートバーの位置を動かしてもSWRの
変化は少しで、SWR最低となる周波数もやはり僅かな変化でした。
コンデンサが無いとガンママッチとは別物で、フォールデッドダイポール
(折り返しダイポール?)と似たものになっているのかも。
尚、前回作った halo antenna(下の写真)では、ショートバーの位置を
変えることを、設計上も想定していない様でした。

(c)今回は、アンテナハンドブックのガンママッチの箇所を参考にしただけで、
成り行き任せで作ってしまいました。 普通の6エレを作るつもりが、
7エレになってしまった事でもあり、上記の(a)、(b)について、
今後きちんと確認してみたいと思います。というのが、ちゃんとした
無線家なのでしょう。 ・・・・ 当局に関しては 気まぐれ次第で、、、。


