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アマチュア無線局 7M2MZO

430FMで低山ハイキングを兼ねた移動運用を楽しんでいます。

’09.08.30 上高岩山(1010m) あきる野市

 御嶽駅で降りると、もやもやと霧雨が降っていました。夜明けの雨の名残の様です。
御岳のケーブルカーで登りました。レンゲショウマは、まだまだ たくさん咲いています。
1 レンゲショウマ

 気温はかなり低め。 無風。
2 ムラサキツユクサ
         ムラサキツユクサ

3 キンミズヒキ
          キンミズヒキ

参道の階段の途中から、大岳山方面への広い道に入ります。

4 トリカブト
          トリカブト

 また小雨が降り始めました。岩石園の出会いを経て芥場峠へ。
5 ヤマホトトギス
              ヤマホトトギス

6 ミズヒキ
               ミズヒキ

 09:30芥場峠に到着。上高岩山への道に入ります。霧が出てきました
7往路

8 ヌスビトハギ
          ヌスビトハギ

 途中、岩石園に下る道を分けると、すぐに四阿のある上高岩山に着きました。
標高920mの高岩山が霧の中に、かろうじて見えています。
上高岩山には三角点は無く、国土地理院の地図にも ”地名”として掲載されていません。 
高岩山よりも少し高い地点の”通称”或いは観光用に付けられた地名と思われます。
81 高岩山

 6エレダブルバズーカと昨日作った7エレHB9CVとを三脚に載せて交信開始。
アンテナの位置を数10cm移動させるとSが5/2から5/9に変わるなど、正確な比較は
なかなか難しいですが、感触としては二つのアンテナは、ほぼ同等です。他のロケーシ
ョンでも比較したいと思います。数局にお願いしてアンテナの比較データを戴きました
が、途切れずに呼び出しが掛かる状態になり、以降は、ダブルバズーカで出力は1Wに
固定して通常の交信を続けました。

82 木の実
           高岩山の四阿から 2.5mほど下方に木の実。

 小雨が降ったり止んだりしながら、霧がどんどん濃くなります。無風で小鳥の声も聞
こえず、周囲はひたすら静かです。

15:00に撤収。視程は10m程度。少し暗くなって来ました。
9 木の実2


91 帰路

芥場峠から御岳神社への道を戻り始めると、雨足が強くなり、明るくなって来ました。

92 帰路2
            

93 ツリガネニンジン
ツリガネニンジン


92 マツカゼソウ
             マツカゼソウ


94 ツリフネソウ
               ツリフネソウ     
     

 ケーブル脇の舗装道を のたのた下り御嶽駅行きのバスに乗車しました。
ハイカーの数も少なく、静かな一日でした。

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430MHz用 7エレHB9CV? アンテナ

(1) はじめに
 5エレのHB9CV(本ブログの’09.05.30の記事――給電が通常のHB9CVと異なる)を作成後、もう少し利得が良くならぬか?と、放射器エレメントを追加してみたのですが、ブームが長くなる割には良くはなりませんでした。

 最近、HB9CVの検索を行ったところ、英文のHPにHB9CBに反射器を追加した記事を見つけました。“正規のHB9CV”をベースにした記事ですが、ものは試しと放射器を追加すると、、、、何だか良さそうです。 新たに作ってみました。


(2) 製作
 ’09.05.30記事の5エレHB9CV の寸法図です。Raから給電しますが、図の様に、RaとReとをクロス接続しており、通常のHB9CVとは給電方法が異なりますが、参考にしたCQ誌の記事の表題 “5エレHB9CV”に従っています。
1 寸法 5エレHB9CV



 今回製作した7エレHB9CVの寸法図です。2本の追加エレメントを青で表示しました、上図の5エレHB9CVと、殆ど同じエレメント配置です。
7-hb9cv.jpg

製作したアンテナです。D1~D4とReはφ4アルミパイプ、Raはφ4黄銅パイプで作成。ブームはφ6ステンレスパイプです。D1とRa1との間に写真用三脚に取り付けるためのスタックブームを取り付けられる様にしました。
全体


 給電部です。今回はプリント基板用の黄銅製のスペーサを使用しました。長さ15mmの
メス-メス・スペーサを2本、写真で白く見えるφ7、長さ22mmのプラスチックパイプの両端から挿入(二つのスペーサの絶縁間隔は4mm)したものを2組作り、ブームに白い木綿糸と瞬間接着剤で固定しました。左がRa1で給電用のBNCコネクタを半田付けしています。Ra1と、写真右側のRa2とは、赤/黒の電線でクロス接続しています。
φ4黄銅パイプのエレメントは10mmのオス-メス・スペーサに半田付けで固定し、スペーサのオス側(M3ネジ)で着脱出来る様にしました。
給電部
 (給電部はこの写真撮影後に、2液性エポキシ接着剤を盛って補強しました。)

 分解時の状態です。ブームは2分割です。写真用三脚に取り付けるためのスタックブームブームは写真に入って「いません。
分解


(3)性能測定
 いつもの簡易電界強度計での比較。 下の3行が今回作ったものです。
     (距離2.5m 出力50mWでの電流計の読み取り値)
   6エレダブルバズーカ八木   80mV(ブーム長 720mm)
   前回の 5エレHB9CV   28mV(ブーム長 490mm)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
   Re無し D4追加の6エレ   38mV
   D4無し Re追加の6エレ   50mV
   7エレHB9CV(Re、D4あり) 75mV(ブーム長 720mm)

  SWRは415MHz~445MHzの範囲内で1.1以下でした。

(4)その他
 (a)今回参考にした英文のHPは “HB9CV+5 for 430-440MHz”で検索すると見つかると思います。通常の2エレのHB9CVに反射器及び放射器を追加した製作例が幾つか掲載されています。
反射器を3本のエレメントで構成した製作例も有りました。

HB9CVに更に反射器を追加する製作例は、見たことが無かったのですが、前記のように、放射器よりも、反射器の追加のほうが、電界強度計の針を大きく振らせる様です。

(b)通常は、SWRの値を見ながらエレメントの配置を決めていますが、土台にした5エレHB9CVは、追加する放射器や反射器の長さや配置が多少変化してもSWRは安定したまま殆ど変わりません。このため、追加エレメントの長さ、配置は試行錯誤無しで決まってしまいました。
電界強度計を見ながら調整すれば、もっと良くなるかも知れません。

(c)反射器Reのみの追加でも良かったのですが、参照用の6エレダブルバズーカのブーム長に合わせて導波器を1本追加しました。電界強度計の針の振れは、大体似た様な感じになりましたが、移動運用で更に確認したいと思います。

(d)通常よく見るHB9CVの給電部は、移動用のアンテナとして、分解/組みたて 可能とする上で、ムズカシイ形状です。
今回(と前回)作成した給電部形状は、分解/組みたてが比較的容易ですが、アンテナの性能としては、どちらが良いか?それとも同じか?そのうちに確認、、、、する、、しない、、かも知れません。

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’09.08.09 陣馬山(855m) 八王子市

 月例の陣馬山です。高尾駅から陣馬高原下へのバスは乗車率60%くらい?。明るい曇天、無風。天気予報は曇のち雨。何時ものように、舗装道から山道に入ります。一緒にバスを降りたハイカーは舗装道をそのまま和田峠に向かった様で、誰も見えません。

1 コアジサイ
          コアジサイ

道はしっとり濡れています。気温はやや低めですが、かなり蒸して汗が全く乾きません。
日射しの無いのが助かります。

2 ミズヒキ
           ミズヒキ

3 マツカゼソウ
        マツカゼソウ

4 ゲンノショウコ
           ゲンノショウコ

 大体いつもと同じ時間で和田峠直下に辿り着きましたが、汗みずくです。

4 和田峠近く

ぐちょぐちょに濡れた汚れ雑巾の状態で山頂に到着。爽やかに山の主2局に出迎えられました。もう1局のフレンド局も釣り竿を立て、7~50MHz対応の自作ダイポールアンテナを組みたて中。

5 キキヨウ
                キキヨウ


 空の1/3ほど青空も覗いていますが、黒い怪しげな雲も。幸い太陽は雲の中で日射しは殆どありません。フレンド局は28MHZ FMで、430MHz FMは、山の主2局との計3局でのんびり運用開始。

6 キスゲ
            キスゲ
 
 今日の陣馬山は、ハイカーの数も多く賑やかです。赤トンボ、オニヤンマ、蝶、燕、鳶、ヘリコプターなど空も賑やか。
71 クルマバナ
           クルマバナ

6エレダブルバズーカと、先日作ったdual-rectangle beamとを三脚に取り付けて比較しました。送受信ともに、6エレが5/9 に対し dualナントカ が5/5~5/6程度でした。

72 ツリガネニンジン
          ツリガネニンジン

 交信相手局からは「今日は暑い!」というレポートが多かったのですが、午後からはそよ風が出て、とても快適。気温は29~30℃ほど。

73 ツルニンジン
          ツルニンジン

 15時頃、突然霧が出て北方向は全く見えなくなりました。南はまだ良く見えています。雨は急に降りそうではありませんが、変な天気!!。撤収。和田峠に下ります。軽くなった荷の下り道ですが、たちまち汗いっぱいになりました。

8 きのこ
      このキノコ だれか 囓ったのかな?

9 葛
          葛の花 和田峠で

今回も山の主局の車で、和田峠から藤野駅まで送って戴きました。妙な天気のお陰で?今回は、この時期にしては、快適に過ごした運用でした。

昨日は陣馬山から帰宅後、都内あちこちでゲリラ豪雨。夜は都内で震度4の地震。
今朝は台風接近中で朝から断続的に強い雨。



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’09.08.01~02 大塚山(920m) 青梅市 FDコンテスト参加

 青梅線御嶽駅からバス終点のケーブル下へ。ケーブルカーは、16:時発でした。暗い曇天。
ケーブル上駅の周辺はこれから帰るらしい観光客で多少の混雑でしたが、しっとり濡れた大塚山への道に入ると誰もいません。今日からレンゲショウマ祭りだそうです。
1 レンゲショウマ
    レンゲショウマは ぽつり、ぽつり咲き始めています。

2 ツリガネニンジン
         ツリガネニンジン

 20分ほどで大塚山に到着。天気予報は夜半に雷雨?です。 山頂直下の差し掛け小屋(かなり広い屋根を柱で支持-壁なし-長いベンチあり)でアンテナを組みたてました。

3 チダケサシ
                 チダケサシ
    
 あとはコンテストが始まる21時まで待機。ベンチに発泡シートを敷いて横になり、JOAK局(QRA:NHK第一放送 送信周波数:594KHz)を受信しました。

20時頃からCQを開始。フレンド局にもお相手戴きました。21時コンテスト開始。430MHz FM での参加です。日付が代わって、02時少し前にひどく疲れて休憩。横になりました。ひどく濃い霧で、懐中電灯の光は白い柱の様になり、浮かぶ細かな水滴がはっきり見えます。周囲の林の木の葉に結露するのかな?ポツリ、カサッ、バサッ、雨だれの音で幾度も目が覚めます。1時間半ほど横になっていましたが、あきらめて起きました。

 4時過ぎには明るくなってきました。5時頃、場所を山頂のベンチに移して再開。屋根がないと気持ちがいいなあ。霧がかなり深く周囲の山は見えません。

4 朝アンテナ

 12エレダブルバズーカ八木を1年ぶりにスタックで使用。ブームは5本連結の薄肉φ8ステンレズパイプで、自重でたわむので、竹棒と道糸で吊っています。スタック幅は1.8m。ここのロケは、反射がかなりあるのか?僅かにビームを振るだけで各方面と交信出来ます。

5 きのこの行列
     アンテナを設置したベンチに キノコ?の行列

 7時前から雨が降りだしました。仕方なくまた差し掛け小屋に戻ります。

6 ~キク
      名前が解りませんが-キク

 CQと呼び出しを交互に行いながら、昼までの時間がのろのろと過ぎます。フレンド局から、話し方に疲れが、、と言われていまいました。雨はますます強く降っています。

7 コアジサイ
      コアジサイ

 昼からの3時間は、なんとなくぼんやりと過ぎ、15時になりました。
今回は4個のデジカメ用リチウムイオン電池(4400mAh)とハンディ機VX-6で運用しました。スタート時は2.5Wで都合6時間ほどの運用で2個目に交換。出力を5Wに上げて2個の電池は、各々大体4時間でカラになり、14時少し前に最後の1個に交換しました。コンテストでは、短時間く、多回数の送信で、普段の交信よりも電池が多少長持ちする様です。

8 帰り道
         差し掛け小屋から見た帰りの道

 ゴミなど残していないか最終チェックして15:30撤退。大降りの雨なので、デジカメはザックに収納。体力がさして残ってはいない感じもあり、今回は素直にケーブル駅に戻ります。うす暗い下り道は急流の川に変わっていました。

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