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アマチュア無線局 7M2MZO

430FMで低山ハイキングを兼ねた移動運用を楽しんでいます。

続430MHz用クロスループ(エレメント収納長さの短縮)

(1) 始めに、
クロスループアンテナ(仮称)については、’09.11.11の当ブログの記事をご参照下さい。
性能もそこそこで、コンパクトに収納出来るので、予備アンテナとして持ち歩いています。
エレメント材料は、グローバルアンテナ研究会の帯鋼(ばね鋼材 幅4、厚さ0.4)です。
1 全体

 エレメントの使用時の長さは690mmで、収納時はスライド式に370mmに短縮していますが、
給電コネクタに較べてかなり長く、予備アンテナとしては収納性が良くないと思いました。
2 分 解
今回は、「もう少しエレメント収納長さを短縮出来ないか?」にトライしてみました。


(2) エレメントの加工
  前掲のエレメントは下図の様に加工しており、がたつき無く、スムーズにスライド出来
ますが、収納長さは元の1/2以下にはなり得ません。尚、スライドパイプは外径φ4
肉厚0.5の黄銅パイプを金槌で叩き潰したものを帯鋼に半田付けしています。
3 すらいど
  エレメントを下図の様に加工すれば、「分割数に応じて収納長さをかなり短く出来るはず。」と思ったのですが、簡単な計算をしてみると、意外に収納長さが短くならない事が解りました。
 とはいえ、「遊び」という事で、やって見ることにしました。、
4 すらいど

  収納長さを従前の1/2程度にする事を狙って、エレメントは5分割とし、スライドパイプの
  長さは、10mm。ストッパ(5mm)は、φ3黄銅パイプを叩きつぶして半田付けしました。
5 ツインループ改
(エレメント長さが右に向って10mmづつ長くなるのは、スライドパイプの長さ-10mm
を補正する為です。)

 その結果です。上が従前の伸張時(690mm)と収納時(370mm)。下が今回のもので、
収納時の長さは175mmになりました。
6 伸縮時比較


 アンテナを組み立てた状態です。エレメントはきれいな円形になり、性能も変化ありません。
ただ、従前に較べ、エレメントを伸縮する際に 多少引っ掛かり感があるのが気になりました。 
7 アンテナ形状

 ビニールシートを貼り合わせて作った180*50mmの袋に収納して持ち歩く事にしました。
8 収納


(3) その他
 (a)エレメントを従前の1/2ほどの長さに収納出来、携帯性はかなり向上しました。
    前記の様にスライド伸縮時時に多少引っかかる感じがありますが、実用上は差し支え
はありません。スライドパイプを20mm以上に長くすれば、スムーズなスライドが
出来そうですが、収納時の長さがその分長くなります。

    前記の様に、簡単な計算で解りますが、エレメントを2分割すれば元の長さの1/2に
   3分割すれば1/3に、、ではあるのですが、分割数の増加と共に 「短縮する効率?」が
   小さくなります。今回も従前の方法(2分割)の約1/2にする為には5分割する必要が
   ありました。

 (b)従前のエレメントの伸縮方法では、使用時の1/2ほどの長さまでにしか短縮
出来ませんが、正確に作ればスムーズにスライドし、ガタツキも無いので、
スライド機構としてはこの方が良いと思います。3~4エレメントのループ八木
の場合には、従前の方法の方が、ブーム長と収納時のエレメント長とが、ほぼ同じ
になり、むしろ収納上の都合が良いと思います。

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’10.08.14~15 陣馬山(855m)-堂所山(733m)八王子市

 高尾駅からのバスは、終点の陣馬高原下に17:30到着。乗客は私一人だけ。
今回の目的は、ペルセウス座の流星群。天気予報は「深夜過ぎから晴れ。」
1 ダイコンソウ
  ダイコンソウ

曇天、無風でひどく蒸します。 懐中電灯を腰に着けて歩き出しました。
2 ヤブミョウガ
  ヤブミョウガ

3 ユウガギク?
   ユウガギク

 いつもの山道への分岐点に来ました。急速に暗くなり、いつもより荷が重いので、
このまま舗装道を和田峠に向かう事にします。

 山道に較べて傾斜は緩いのですが湿った舗装道は、ぬるぬる滑って歩きにくい。
時折、和田峠から下ってくる車とギリギリのすれ違い。

和田峠からは真っ暗闇の山道をかなりバテた状態で、山頂へ。バス停からは1時間半ほどで、
到着。ものすごく汗をかきました。山頂東側の緩い斜面の所々に懐中電灯の灯りが見え、
幾張かのテントも。予想通り、幾つかの流星群観測のグループが登ってきています。

 6エレダブルバズーカと位相差給電のやじろべえアンテナを設置してCQ開始。と、小雨が
降り出し、すぐ下の四阿の屋根の下に避難して続行。0時に交信終了。気温24℃。

風がかなり強い。長袖シャツとヤッケを重ね着。四阿の風下側に発泡シートを敷いてゴロ寝。コオロギが啼いています。空の半分は屋根で遮られますが、空を見ながらの待機。うとうと
しては目を覚まし、を繰り返すうちに雲は次第に薄くなり、折大きな星が薄い雲を透かして
見える様になりましたが、流星は見えずに04:15起床。

 雲の上に日が昇りました。かなり湿度が高く、近くの奥多摩の山が、薄墨色に霞んでいます。
4 陣馬山の朝日
     左上にダブルバズ-カの先端部が

05:00CQ開始。なんとなく馬力が無く、このまま藤野方面に下ろうか?とも思っていましたが、
交信相手局から勇気を分けてもらい、堂所山まで行ってみることにします。07:15出発。
5 尾根道

 少し湿っていますが泥濘はなく、昨夜からの風が尾根道を横切る様に吹いて、快適に歩けます。
6 ヒメヤブラン
    ヒメヤブラン

 底沢峠を過ぎて、尾根道は少し幅狭になりましたが、良く整備されています。
7 尾根道2

 陣馬山からは1時間ほど、意外に早く三方向を樹木に囲まれた堂所山に着きました。
a 堂所山

 そよ風程度がまだ残っています。薄雲を透かす日射しは木に遮られて、のんびり出来そうです。
位相差給電のやじろべえアンテナと、にこにこ顔の変形GPで交信開始。
b アンテナ
 このロケでは、やじろべえ、にこにこ顔、は少し弱い感じで、6エレダブルバズーカに交代。
ゆっくり時間が過ぎ、梢の上を越して昇った日が射してきて、暑くなってきました。
少し食べ、飲料水はあと500ccのお茶を残して飲み干して、12:12撤退。

 ところどころ急な降り道を辿り、小下沢林道に降りました。湿度が高く、頭上から陽が射す
林道は実に爽快です。うれしいことに風も途絶えました。
c 小下沢林道

d タマアジサイ
   タマアジサイ

e 葛
   葛

f ハグロソウ
  ハグロソウ

h センニンソウ2
    センニンソウ

 景信山からの路との出会いの水場で水を500cc補給し、これもバス停までの間で消費しました。
暑い二日間でしたが、最寄り駅から自宅までの歩道の熱気が一番ひどかった様な気もします。

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'10.08.07~08 日ノ出山(902m)西多摩郡日ノ出町

(フィールドディコンテストに参加 430FMのみ運用)
 御獄駅からの乗客は4名でしたが、ケーブル下から駅に戻るバスは満席になりそうでした。
御岳ケーブル上駅着16:00。レンゲショウマ祭の幟が立ち、キャンプファイヤー?を準備中の
ケーブル駅前広場から、少し大塚山寄りのレンゲショウマの群生地に行くと、、、
1 レンゲショウマ
 いくらか咲いていました。あと1~2週間後が見頃かも知れません。

2 タマアジサイ
  タマアジサイも満開までもう一息


 御獄神社の参道から分かれ、下り加減の日ノ出山への道が鳥居を過ぎて登りにかかると
途端に荷物の重さが効いて来ました。休み休み、あえぎあえぎ。
3 ナンテンハギ
  ナンテンハギ

 17:30誰もいない日ノ出山山頂に到着。日が残っているうちにと、伸縮アンテナポールを
丸太作りの柵にロープで締結し、市販品のGPと手作りの9エレ・ダブルバズーカ八木を
固定しました。柵の近くの草地に0.8*1.2mのビニールシートを敷き、ハンディ機、電池、
その他の生活用品?などを並べて準備完了。

 ゆっくりと日が暮れてゆくうちに、3名のハイカーが到着。2名は山頂の反対側にテントを
張り、1名はアンテナに近い山頂の四阿で寝るとの事。
4 夕焼け
    大岳山の方向に夕焼け

5 夜景
    青梅市の方向

 19:30頃から、あちらこちらに、花火大会が見え始めました。赤い光が点滅しています。
一番近いのは青梅市の花火大会の様で、音もなんとか聞こえて来ます。
6 青梅市の花火

 20時頃から、CQ交信開始。ロケが良くかなり飛びます。涼しくなってきたので、シャツと
ヤッケを重ね着しました。晴天で星が良く見えます。

 21:00コンテスト開始。早速にフレンド局から1ポイント戴きました。忙しかったのは3時間
ほどで0時を過ぎると、のんびりコンテストになりました。CQ局は呼出周波数付近の0.4MHzだけで、上下の周波数は空いています。 
 
 発泡シートを敷いて横になりました。30分ほどうとうとして、数局と交信し、また30分
ほどうたた寝して。を数回繰り返しました。 薄い雲が出てきましたが、雲を通して星が
見えています。4時頃から次第に空が明るくなり、発泡シートを片づけました。
7 日ノ出山の日の出
  青梅市の方向から 日ノ出山の日の出

 7時半を過ぎて気温も30℃を過ぎました。空は薄曇り。日射しが遮られてずいぶん助かります。
10時頃からハイカーの数が多くなってきましたが、それほど多くありません。

 コンテストの方は、「時々忙しい」という感じ。声掛けに廻った後にCQに戻る際にも
呼出周波数の近傍に、容易に空き周波数が見つかりました。

 昼までの時間が妙にゆっくり過ぎ、昼からの時間は逆に妙に短く感じられました。あるいは
単にボケて来ただけかも。15:00コンテスト終了。数人のハイカーがまだ残っています
8 アンテナ
   使用アンテナ 右の屋根は山頂の四阿

9 ヤマユリ
   山頂直下の ヤマユリ

 GPアンテナと伸縮ポールを束ね、運搬出来るように、ロープで縛って梱包しました。
終了直前に声を掛けて戴いたフレンド局の勧めもあり、昨日来た道をオトナシク戻り、
御岳ケーブルで降りる事にしました。レンゲショウマ祭の混雑を心配しましたが、意外に
空いていて、17:30発の下りケーブルカーに乗車出来ました。


 今回は珍しく市販のGP(秋葉原の無線機店のバーゲンで購入)を使用しました。
殆どの局はこのアンテナで楽に交信出来ましたが、2及び0エリアの少しキビシイ局には、
ダブルバズーカの方が受信感度が良かったです。


  <運用データ>
運用地  :日ノ出山山頂 御岳ケーブル上駅より歩1時間 山頂近傍にトイレあり。
アンテナ1:ダイヤモンドX-520M(全長5.2m 430MHz帯では5/8λ8段 利得11.7dB)
アンテナ2:自作9エレ・ダブルバズーカ八木(ブーム長1350mm)
マスト  :伸縮アンテナポール アラキYP-460S
ケーブル :5D-2V 約5m長を2本 各アンテナに接続
使用リグ :スタンダードVX-6 終始 2.5Wで運用
使用電源 :デジカメ用リチュウムイオン電池(7.2V 4400mAh)4個をほぼ使い切り
ログ記録 :ソフト:plogCE v2.04  PDA:シグマリオンⅡ(電池を4本ほぼ使い切り)
運用時間 :記録していませんが、計2時間ほどの睡眠と数回の小休憩(10~20分の)あり。
運用形態 :CQ呼び出し主体。 時々短時間の声掛け 
飲料水  :お茶が主体で 計5リットル




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'10.08.01 陣馬山(855m)相模原市緑区

 高尾駅発のバスは途中で数人の釣り客?を下ろし、終点の陣馬高原下で下車したのは
ハイカーが6~7名でした。日射しが無いのが幸いですが、かなり蒸しています。
 いつものように舗装道路からしっとり濡れた山道に入ります。月例運用です。
1 きいろいち
   ダイコンソウ?

 山道を20分ほど登ると、76MHz付近のFM放送が復調出来始めました。
2 ミヤマタニワタシ
 ミヤマタニワタシ

 汗拭きタオルが濡れてきました。先の方、二組のハイカーが、ゆっくり登るのが時々見えます。
3 タマアジサイ
  タマアジサイ 

 驚いた事に 一名のハイカーを抜きました。ご年配のご夫婦らしいもう一組が少し先に
見えています。ズボンの膝の少し上まで汗で濡れてきました。
3 登り道

 和田峠への道に出会ったところで一服しているうちに、ご夫婦連れは先に行ってしまいました。
山頂では山の主2局がいつもどおり先着。6mにQRVされていた様です。山頂付近は薄い霧。
付近の山も見えません。燕がたくさん飛んでいます。

4 オオバギボウシ
 オオバギボウシ 今年はいっぱい咲いています。

5 ヒメオウギズイセンの
6 オトギリソウ
 オトギリソウ

 ハイカーの数は少な目ですが、小さい子の声も聞こえて結構にぎやか。ボーイスカウトの
団体も登ってきました。時折薄日が射すと真夏になり、僅かにそよ風があるとほっとします。
6 クルマバナ
  クルマバナ

7 ヒメヤブラン
   ヒメヤブラン

 3局で、430FMの運用中に、開局時から交信して戴いている局が到着。
今日は無線設備は持たずに小仏バス停から景信山、堂所山経由で縦走して来られたとの事
8 クサイチゴ
  クサイチゴ

8 タカトウダイ?
  タカトウダイ

 昼食後は無線はお休みし、4局で座談会。トンボが飛んでいます。クロアゲハも。
雲が動いて空は暗くなったり、薄日が射したり。なんだかあっと云う間に撤収の時間に。
9 チダケサシ+α
 チダケサシに何のつぼみ?

a キスゲ
    ニッコウキスゲ

b ウツボグサ
   ウツボグサ

c ツリガネニンジン
   ツリガネニンジン

 階段のある少し急な道と巻き道との、二手に分かれて和田峠に下りました。
山の主の1局はいつものように温泉立ち寄り。もう1局の山の主局の車で
藤野駅まで二人 送って戴きました。

d ヤマユリ
     ヤマユリ

e コオニユリ?
    コオニユリ?

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