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アマチュア無線局 7M2MZO

430FMで低山ハイキングを兼ねた移動運用を楽しんでいます。

430MHz用6エレ八木

(1) 始めに
この頃いじっている2エレの八木の感じが良いので、同じ給電部で6エレを作り
ました。簡易電界強度計で、常用している6エレ・ダブルバズーカと比較した
ところ、「ほぼ同等の性能」でした。

2エレ八木については本ブログの!10.10.11及び’10.10.26の記事をご参照下さい。



(2) 制作
1 給電部
 まず給電部をφ7のガラスフィラ入りプラスチックパイプ上に組み立てました。木綿糸と
瞬間接着剤で固定後エポキシ接着剤で補強するのは前回の2エレと同じです。
φ6ステンレスパイプのブームにD1~D4の4本の導波器(φ4アルミパイプ、長さは
6エレ・ダブルバズーカのものと同一)を。給電部の後方に反射器Re(φ6アルミパイプ)
を、それぞれ輪ゴムで仮固定し、主に反射器Reと放射器D1の位置を動かしてSWRを
調整しました。調整はかなり微妙でしたが、なんとかSWRは下がりました。

 SWR調整後の各エレメント位置です。
2 6エレ寸法


 後は、各エレメントの保持、ブームの分割/連結処理など行って完成
3 全景

 分解した状態です。   放射器と反射器 ずいぶん傾いて固定しちまった。
4 分解



(3) 比較
5 性能

(簡易電界強度計は距離2m 出力1Wで比較))


(4)その他
(a)少なくとも簡易電界強度計での比較では6エレの八木とダブルバズーカとは
   同等という結果です。ビームの切れは狭い室内に設置した簡易電界強度計
での評価は無理で、実際の使い勝手も含めて移動運用で比較しようと思います。
    携帯性は、放射器と反射器を共にφ6プラスチックパイプ上に固定した為に
   少し嵩張りました。次回作る時には、、、
 
(b)八木のSWRが高い周波数に偏りました。導波器(たぶんD1)を少し長くする
と良いかも知れません。
   SWR調整は前記の様に微妙で、僅かなエレメント位置の変化で大きくSWRが
変化し、又周囲の物品の影響も強く受ける様で、SWRの安定性(という定義が
有るかどうか知りませんが)はダブルバズーカにかなり劣る様です。

  (c)2エレの感じから、6エレの八木はもしかしたら6エレ・ダブルバズーカより
良いのでは? と云う期待を持ったのですが、「エレメント数の増加ほどには
利得は伸びない。」という事の様です。 

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430MHz用2エレ八木垂直スタック

(1) はじめに
2エレ八木での移動運用が良い感じでしたので、垂直スタックに組んでみました。
   2エレ八木: ’10.10.11 の記事をご参照下さい。
   大塚山運用: ’10.10.17 の記事をご参照下さい。

  組み立てた状態です。アンテナAの上の方が欠けた写真になりましたが、
1 組み立て


(2) 制作
寸法図です。(上の写真と左右が逆ですが)
2 2 エレ八木寸法
このアンテナは放射器と反射器との 間隔を調整してSWRを下げる作り方です。、
新たに2本作りましたが、前回と同じ寸法で出来ました。再現性はある様です。

    前回と同じに、3mm厚アクリル板に各エレメントを木綿糸と瞬間接着剤で
固定した後、ポキシ接着剤で補強しました。給電は以前作った同軸管分配器を
使用し、コネクタを介さずに同軸線を直接放射器に半田付け接続しました。

上下のアンテナの、スタック間隔は434mm(最適ではないかも――後述)とし,
双方の反射器を白いガラス入りプラスチックパイプとアクリル板で連結しました。
3 つなぎ
 上の写真 白いφ6プラスチックパイプの先端に(たぶんお団子の)竹串を削って
差込み、反射器の黄銅パイプに挿入すると共に、アクリル板をM3ローレットねじで
固定します。 反射器はアルミパイプで作ってしまっていたので、急遽 先端部を
切り捨て、φ5黄銅パイプを継ぎ足してローレットねじ用にタップを切りました。
内部にφ4黄銅パイプを挿入し、アルミパイプとはM2ねじ2本で固定しました。

 分解した状態です。一番上の同軸管分配器から伸びる黒い2本の同軸線は50Ωの
1.5D-HG・SUPERケーブル(1.5D-2Vよりも損失が小さいそうです)です。
4 分解
 一番下の、上下アンテナ連結パイプの中央にあるローレットねじは三脚に固定
するためのものです。


(3) 調整、その他
 (a)二つのアンテナは、夫々単品でSWRを調整(反射器と導波器との位置で調整)後
   分配器で接続し、簡易電界強度計を見ながらアンテナ間隔を調べました。

二つのアンテナの反射器が接触するところから 少しずつ間隔を広げてゆくと、
間隔5cm程度までは急激に電界強度計の指示値が大きくなり、以降は間隔が
開くのに伴い少しずつ指示値が大きくなりました。間隔15cmを越えるあたりから
と指示値の増加は僅かになりました。

二つのアンテナの反射器の間隔が26cm(各アンテナの中心間距離-スタック間隔
が434mm)になったところで、分配器の同軸線の長さが足りなくなり、仕方なく
この間隔で固定しました。
もう少し間隔を広げた方が指示値は多少大きくなりそうでしたが、実は――――
1.5C-2V同軸の手持ちが無くて、以前作った同軸管分配器を利用する事にしたの
ですが、BNCコネクタを切り落とした時に同軸線を短く切り詰めすぎました。
こもあれ、イイカゲンに切った同軸線の長さは33cmです。

 電界強度計の指示値は、距離2m、出力1Wで、単体では220μA、スタックでは
260μAです。尚、水平スタックにした場合には間隔60cm付近で300μA程度に
なりましたが、指向性はかなり鋭くなる感じ(簡易電界強度計での感じで、曖昧
ではありますが)でした。

(b)スタックの状態でのSWRは、430~433.7MHzの範囲内で1.1以下で、
単品の状態よりも最適な範囲が若干狭くなりました。

   (c)移動運用に持ってゆけるように、ビニルシートで袋を作りアンテナを収納
しましたが、BNCコネクタを省略して同軸線を直結にしたのも さほどの効果
なく、2エレ八木単品の3倍くらいに嵩張ります。まあ仕方ありませんが。

(d)当たり前ですが、この2エレ八木に導波器を追加して(普通の)八木を
 構成出来そうです。この2エレは、成績が割に良さそうです。
今までに私が作った八木はダブルバズーカにかないませんでしたが、この八木の
6エレを作り、6エレ・ダブルバズーカと比較するのもオモシロイかも知れません。

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’10.10.17 大塚山(920m) 青梅市

 おみやげの饅頭を購入してから乗った御岳ケーブルには、飼い主を連れた大きな犬
が同乗。ケーブルカーが動き出すと少し怯える様子でしたが、おとなしく上駅に到着。
ケーブル上駅から犬達は左の御獄神社方面へ。こちらは右の大塚山へ。無風。暗い曇天。
1 サラシナショウマ
  サラシナショウマ

2 ハナワラビ
      ハナワラビ

  緩やかな登りの幅の広い道をゆったり歩きます。 枯れ葉が少し落ちています。
3 木に実
     木の実

4 木の実
   この木の実を四つ拾いました。種を蒔いてみようと思います。

 20分ほどで、アザミがいっぱい咲いた大塚山山頂に到着。
5 アザミ

2エレのダブルバズーカ、八木、omegaの各アンテナと、6エレ・ダブルバズーカを
組み立て、しばらく各アンテナを交換しながら、聞こえていた数局について受信状態を
比較しました。下表の受信Sは大体の平均値。ビーム幅はハンディ機のSメータで、
受信Sが最大値から1~2ほど下がる回転角度です。電波の反射もある感じのロケで、
ビーム幅については割り引いて考えた方がよさそうです。
アンテナ比較
 このロケでは良さそうな、2エレ八木と6エレダブルバズーカでCQ開始。出力は
1W。2エレ八木は、アンテナを回転させて受信Sが1程度上がる事がありますが、
相手局からのレポートはアンテナを回転させても変化しない例が多い。6エレ・ダブル
バズーカは、送受信Sが共に八木より2ほど大きいが、ビームの向きを相手局に正確に
合わせる必要があります。

 時折薄日が射し朝よりもずいぶん明るくなりました。無風ですが、雲の動きは速い。
午前の気温22℃。12:00から千葉コンテスト開始。午後の気温21℃。
6 カエデ
 14:30撤収。今朝来た道を大きなカエデの木のある分岐まで戻り、ケーブル上駅を迂回
して鳩ノ巣駅への下山路に入ります。

7 ホコリタケ?
      ホコリタケ?

8 カメバヒキオコシ
    カメバヒキオコシ

 右側が深く沢に落ち込んだ、ゆるやかな登り降りの道です。
雲が動いて暗くなったり明るくなったり。
9 下り道


a カシワバハグマ
       カシワバハグマ

 以前は、「崩れた箇所あり注意」の表示があって、恐々通過した所もありましたが、
その後整備された様です。
b ヨメナ?
      ヨメナ?

c たね
     木の種の様です。

d 切り通し
   切り通し?

e コウヤボウキ
     コウヤボウキ

16:00大楢峠に到着。推定樹齢500年のコナラの木があり、根が傷むので根本に
近寄らぬように との表示がありました。
f コナラ


g ヤクシソウ
     ヤクシソウ

薄暗くなってきました。 「蛍の里」を過ぎると、点灯した街路灯が現れ、
鳩ノ巣駅はもうすぐ。
h セキヤノアキチョウジ
       セキヤノアキチョウジ

i シラヤマギク

 17:00鳩ノ巣駅到着。途中で誰にも出会いませんでしたが、十数人のハイカーが
電車を待っていました。ひとつ前の電車は16:38 次の電車は17:20。


 大塚山頂は、青梅市と西多摩郡奥多摩町との境界線上にあり、緩やかな起伏の草原で
HFのワイヤーアンテナも張れそうです。山頂直下に四阿があり、雨の日でも背の低い
アンテナを使用するなら、運用可能です。ただ、以前あったトイレは撤去されました
ので、この場所で長時間のコンテスト参加は難しいと思われます。ともあれ、
御岳ケーブル上駅がら20分ほどの距離であり、お手軽な運用地と言えそうです。

 大塚山は、静かであまり人の来ない山頂と思っていましたが、今日の、特に午前中は
賑やかに写真を撮る団体さんとか、妙に多くの人が大塚山を通過しました。交信相手局
から **大塚山は、「静かな山頂」として本に紹介されている。** と伺いました。
高尾山みたいには まあ ならないとは思いますが。

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430MHz用 2エレ八木

(1) はじめに
横文字のHPに記載されていた2m用八木の寸法を433MHz用に単純に換算して
作ってみました。先日作った(’10.10.08の記事の)2エレOmega antenna
比較したいと思ったので。

(2) 2エレ八木の制作
1 全景
  左側が今回の2エレ八木です。

2 2 エレ八木寸法

 参照HPの2m用アンテナは放射器の両端は四角に90°曲げでしたが、
    433MHz用の寸法では往復エレメントの間隔が狭くて、φ2のステンレス棒でも
曲げにくかったので、加工の楽なR曲げとしました。放射器単体でのSWRは
5以上でしたが、反射器の追加でガクンと落ちました。参照HPの2m八木からの
換算寸法は反射器長347mm、放射器と反射器との間隔93mmでしたが。上図の
寸法で(図の寸法30mmは、材料中心間の間隔ではなく、材料表面の間隔です。)
431~435MHzの範囲でSWR1.1となりました。

 { SWRの調整 補足 }
 反射器が短いと放射器と反射器の間隔は大きく、反射器が長いと間隔は小さく
なると共に、僅かな間隔の変化でSWRが大きく変化しました。長い反射器で、
アンテナの大きさを小さくするやり方もあり得ましたが、長い反射器の場合は、
SWRの調整が微妙になるので、適当な折衷として、反射器さは2mの寸法からの
換算値の347mmとしました。 それでも1~2mm程度の間隔の変化でSWRは
0.5~1.0程度変化しますので、反射器の変形によるSWRの変化を抑える為に
反射器は少し太めのパイプにしました。

{給電部 付近の加工です}
3 給電部
 BNC-Jコネクタで給電します。各エレメントは3mm厚アクリル板に木綿糸と
瞬間接着剤で固定後にエポキシ接着剤で補強。 放射器と反射器との間に、M3mm
ナットと白いローレットねじを取り付け、写真用三脚に支持出来る様にしました

(3) アンテナの比較
(a)簡易電界強度計で。出力1W 距離2mで電流計の最大指示値(μA)の比較。
4  比較
omega antennaについては’10.10.08の記事を、HB9RU/MYNは ’10.10.01
J型アンテナは‘08.05.03の記事を夫々ご参照下さい。

  (b)アンテナの携帯性については、前回のomega2エレの方が僅かに嵩張る事と、
移動先での組み立てが必要である事から、今回の2エレ八木が僅差で有利。 
ただ、今回の2エレは放射器と反射器との間隔が僅かにずれるとSWRが
大きく変化(悪化)しますので、リュックサックに収納しての移動中の
エレメントの変形に注意する必要があります。

(c)簡易電界強度計での比較では今回の2エレの方が良い値を示し、利得が
大きい事が予想されますが、その一方では指向性が鋭い可能性があります。
狭い室内に設置した簡易電界強度計での指向性の判定は無理で、移動先で
比較しないと解りませんが、ロケのそれほど良くない移動先では利得は
小さくても指向性が鈍いアンテナの方が使い勝手が良い事が多々ありました。

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430MHz用 2エレOmega antenna

(1) はじめに
オメガ“Ω”を踏みつぶした形がアンテナの名前の由来かな? ダイポールに
マッチング部をつけた様なアンテナで、私には読めない横文字のHPに記載されて
いた129MHz帯用のアンテナ寸法を、433MHzの寸法に単純換算して作りました。


(2) 制作
φ2ステンレス針金を(一筆書きの様に)曲げ、3mm厚のアクリル板に木綿糸と
瞬間接着剤で固定しました。給電はBNC-Jコネクタを使用しました。
1 omega 1エレ

SWR調整後の寸法です。
2 omega 寸法
  調整は、上図の放射器の長さ(166mmの箇所 両側)を切り詰めて行いました。
調整後の長さが166mmで、計算値よりも3mmほど短くなりましたが、SWRは
422~436MHzの範囲内で1.7。最低値は431MHzで1.6。これ以上は下がりません。
更に周囲の金属などによりSWR値が変動しやすい様です。 

 垂直にして簡易電界強度計で測ってみると、一応の強度は示します。指向性は
ほとんどなく、ただ、マッチング部の方向では遮蔽する様で少し弱い。(後記)


(3) 更に調整
もう少し、SWRを下げるために、放射器より少し長めのφ4アルミパイプを
反射器として、放射器に近づけたり離したりしてみましたが、SWRはむしろ
大きくなりました。

 放射器より少し短めのφ4アルミパイプを導波器として近づけてみるとSWRが
下がる事が解りました。少しの試行で、導波器長さ264mm。放射器と導波器の
間隔は95mmとしました。 SWRは422~440MHzで1.2以下。433MHzで1.1
になりました。 やはり、SWRは近くにある金属などの影響で変動しますが、
この位なら 野外での運用でもOKと思いす。

 導波器の方向に明らかな指向性があります。
3 omega 2エレ運用

 簡易電界強度計で他のアンテナとの比較を行いました。
出力1W  距離2m  での電流計の最大指示値(μA)。
4 比較 (omega単体のマッチング部方向では 80μAでした)
尚、HB9RU/MYNについては当ブログの’10.10.01の記事を、J型アンテナに
ついては‘08.05.03の記事をご参照下さい。

 分解した状態。一番下の導波器を、白いガラス繊維入りプラスチックパイプで
支持し、放射器と連結します。放射器の両端には危険防止のために、
マップピンの頭(プラスチックの球)を接着しています。
5 omega 2エレ


(4) その他
(a)マッチング部がうまく働いていれば単体でSWRが下がったのだろうと
思われます。今回はアンテナの機械的強度を優先して、「一体」で作り、
マッチング部の調整は出来ませんでした。ただ、通常のマッチングの様に
ショートバーで調整するには、あまり適した形状では無いと思います。    
  
(b)反射器ではだめで、導波器ならSWRが下がった理由は解りませんが、
   ともあれ、今回の2エレの状態からの反射器の追加はOKの様ですので、
通常の八木と同様に多エレ化する事は出来そうです。

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’10.10.03 陣馬山 855m(相模原市緑区)

最寄り駅に向かう途中、朝焼けの上空に月齢25日の月が見えていました。高尾駅発
07:00 陣馬高原下行きバスは空席が目立ち、ゆったりの乗車。 月例の陣馬山です
1 ツリバナ
    ツリバナ

2 ツリフネソウ
    ツリフネソウ

 天気予報とは裏腹に、微風が心地よい快晴です。
3 ミゾソバ
    ミゾソバ

4 ヤブマメ
    ヤブマメ

 夏場に較べて葉がまばらな感じ。 それでも日は遮られて ほの暗い中を登ります。
5 登り道

6 キツリフネ
  キツリフネ

 汗はかきますが、先月に較べて 随分に楽。
7 きのこ
   これ 食えるの?

8 カシワバハグマ
 カシワバハグマ

 小粒で甘い山栗。二つ拾いました。鉢に蒔いてみようと思います。
9 クリ

a シモバシラ
     シモバシラ

 いつもより少し短い時間で山頂に辿り着きました。先着の山の主2局QRV中。
更にもう1局登ってきて都合4局になりました。大きな雲が浮かぶ晴天です。
b ゲンノショウコ
   ゲンノショウコ

 2局は2m SSB。 2局は430FM。今日のアンテナは、ダブルバズーカの6エレ、
2エレ、2*1.5スタックの3種類と、HB9RU/MTN beam.。
「スタンプハイク」の幟が立っています。陣馬山から高尾までの幾つかの山頂でスタンプ
を集める催しです。そのせいかな?山頂周辺の枯れ草が混じる草原の緩やかな起伏に
今日は小さいお子さんが多くて、楽しそうに賑やかです。

 6エレ・ダブルバズーカの先端
c アンテナトンボ
 受信Sはダブルバズーカの3種類は差がありません。HB9RU/MTNは1~2 劣ります。
2*1.5エレは45°ほど離れて二つの感度のピークがありました。2エレは、殆どの局で、
90°近い範囲内でSが変わりません。6エレはやはり指向性鋭く、10°ほど振ると、
Sが1~2落ちます。 このロケでは2エレ・ダブルバズーカが使いやすい様です。

d ススキ


 ゆっくり雲が動き、強烈な日が射すと暑く、日が陰るととたんに涼しくなります。
トンボに混じり、オニヤンマが飛びます。山頂は小さい子がいっぱいで、更に賑やか。
2エレ・ダブルバズーカで交信。かなり受信の弱い局の時だけ6エレに換えます。
2mSSBの2局も交信数を伸ばしています。
e キンノエノコログサ
  キンノエノコログサ

f モジズリ
 季節外れの モジズリ

g アザミ
    アザミ たくさん咲いていました。

h ヤクシソウ
  ヤクシソウ

15:00山頂は数人のハイカーが残るだけで、静かになりました。こちらも撤収。
日が陰り肌寒いほど。四人で和田峠へ下りました。山の主局の一人はいつもの温泉へ、
もう一局の山の主局に、二人 藤野駅まで送って戴きました。この車の中では眠かった。
i カメバヒキオコシ
    カメバヒキオコシ

 今朝になっても、首のあたりがヒリヒリしています。雲の切れ間からの
強烈な日射しで、かなり日焼けしました。


 陣馬山山頂は、相模原市緑区(旧 藤野町)と八王子市との市境にあります。このため
僅かな位置の違いで、QTHが 八王子市 或いは 相模原市に なります。

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430MHz用 HB9RU/MTN beam

(1) はじめに
分解/組み立て構造にしなくても、そのままリュックサックに収納出来そうな
コンパクトな寸法(150*220mmほど)のアンテナです。

参照したHP。
http://www.qsl.net/hb9mtn/hb9mtn-ru.html (ドイツ語 2m/430MHz用の記事)
http://www.diagram.com.ua/list/an-6o0.shtml(ロシア語 14~432MHzの寸法記載)
 (HB9RU 又は HB9MTN で検索すると更にヒットします。)
1 アンテナ


(2) アンテナの寸法
2  HB9RU
 前記のHPに記載されている430MHz用の各部寸法をそのまま転記しました。緑色の
丸をつけた寸法の箇所は寸法の通りに作った箇所です。桃色の丸はSWRの調整の結果、
記載の寸法よりも2~3mm長くなった寸法です。青の丸(1カ所)はHPに記載が無く、
テキトーに決めた箇所です。


(3) 作成。
3 給電部
 “建築用の金具らしい” 1mm厚の鉄板を20*70mmに切り出し、BNCコネクタと
放射器を固定。鉄板の両端にL字に曲げたφ3黄銅線を半田付けしてφ4パイプを挿し、
導波器と反射器としました。BNCの中心導体ピンにφ3黄銅パイプを半田付けし、放射器
との間にφ4黄銅パイプを叩きつぶした黄銅板でショートバーを渡しました。前掲の寸法図
のエレメントの長さ寸法(130、170, 203 60)は鉄板表面からの長さ(高さ)です。

尚、参照したHPの たぶん2m用のアンテナは、アルミのチャネルらしき材料の
ブームにBNCコネクタ及び導波器を取り付け、各エレメントを分解/組み立て可能に
取り付けている様です。

(4)SWR調整
   SWRの調整は、予め少し長めにしておいた導波器、放射器、反射器の長さ調整と
ショートバーの位置の調整とで行いました。3本のエレメント長さもショートバーの
位置も、共にSWR最低値となる周波数に影響しますが、エレメント長さが調整の
主体でした。長さ調整はかなり微妙で、最後にはヤスリでエレメントを少しづつ
削っての調整でした。結果的に432~434MHzの範囲内でSWR1.1に追い込めました
が、この範囲外ではSWRは急激に増加します。

 エレメントの長さはSWRに対して非常に敏感でしたが、各エレメントを曲げて
(隣のエレメントに近づけたり離したり)みたところ、SWRの変化は殆どありません
でした。リュックサックに収納して、エレメントが多少曲がっても大丈夫そうです。


(5) 簡易電界強度計での性能比較
いつもの簡易電界解強度計での比較。距離2m 出力1Wでの最大指示値です。
4 HB9
  J型アンテナについては当ブログの’08.05.03の記事を、2エレ・ダブルバズーカ
   については、’10.09.25の記事をご参照下さい。


(6) その他
(a)通常の八木の1/2の大きさの割には良い性能と思います。小さく作れるので、
HF帯の移動用に良いかも知れません。

(b)参照したHPに、2本のアンテナをV型に組み合わせて移相給電し、円扁波に、、
(横文字が読めませんので“たぶん”ですが)の記載もありました。
又、HB9MTN局のHPにはマグネチックループアンテナの記事もありました。

(c)通常の八木と同様に、導波器を追加すると指向性が鋭く、利得が大きくなるもの
と思われますが、430MHz帯用には、“コンパクトで分解/組み立て不要”が
失われます。むしろ、導波器を省略して更に小さくするとか しないとか。

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