
(1) はじめに
以前作ったHB9CV(’09.09.05の記事です)を参考にして、ループでの位相給電
にトライしてみました。
(2) こんなの 出来ました
φ3ステンレス棒のブームに、グローバルアンテナ研究会領布の帯鋼のエレメントです。

一番左が反射器。一番右が導波器。中央の二つのエレメントのうち右の方に
BNC-Jコネクタから給電し、このエレメントからマッチングロッド(電線)で
ひとつ左のエレメントにも給電しています。(HB9CVと同じ位相給電です)
HB9CVには、導波器よりも反射器を配置した方が性能が上がるらしい事と、後述の
様に、以前作った4エレ・ループと比較する為に、反射器、導波器各1を追加して、
4エレの位相給電ループとしました。
調整はSWRを見ながらエレメント間隔とエレメント長で行いました。
下記の寸法で425~440MHzの範囲内で1.1以下になりました。
赤字はエレメント長 黒字はエレメント間隔。マッチングロッド(電線です)の長さは80mmです。

給電部です。2液性エポキシ接着剤で固めました。
中央は写真用三脚に固定する為の補助金具です。

エレメント受けは、長さ10mmのφ4黄銅パイプ(肉厚0.5)を金槌で叩いて潰したもの。

右側-BNC-Jコネクタのねじ部分をブームに半田付けし、同じ箇所に一方のエレメント
受けを半田固定。BNC-Jの中心導体ピンを半分ほど切り落としてもう一方のエレメント
受けを半田付けし、その上にマッチングロッドの電線を半田付け。
左側-下側のエレメント受けをブームに半田付けし、その上に絶縁用の1mm厚プラス
チック板、その上に乗せたエレメント受けにマッチングロッドの電線を半田付け。
尚、導波器と反射器は、長さ20mmのφ4黄銅パイプ(肉厚0.5mm)を金槌で叩いて
つぶしたものをブームに半田付け固定したエレメント受けで取り付けます。
(3) 比較
以前作った帯鋼エレメントの4エレ・ループと比較しました。
簡易電界強度計との距離2m、出力1Wでの電流計の最大振れ値の比較です。
4エレ・ループ 170μA
4エレ・ループ(位相給電) 240μA
ブーム長は、写真上の4エレ・ループ(位相給電)が 276mm 下の4エレ・ループは400mm。
尚、4エレ・ループの略寸法は前回の ’10.12.23の記事の中にあります。

分解した状態です。 上が4エレ・ループ(位相給電) 下が4エレ・ループ
帯鋼エレメントはいつものように、スライド式に約1/2の長さに収納しています。

(4) その他
(a)二つの給電エレメントRa1、Ra2の間隔は80mmは、以前作ったHB9CVでの
間隔と同一です。反射器、導波器の配置はエレメント長さと共にSWR計を見ながら
決めました。 SWRについては、かなり余裕?のある感じでエレメント配置、長さ
は、バリエーションがいろいろ出来るかも知れません。
ともあれ、簡易電界強度計の指示値からは、位相給電の効果が現れている模様です。
(b)位相給電の本家 スイスクワッドを、HB9CVクワッドとも云うそうです。
これは分家のHB9CVループ?
以前作ったHB9CV(’09.09.05の記事です)を参考にして、ループでの位相給電
にトライしてみました。
(2) こんなの 出来ました
φ3ステンレス棒のブームに、グローバルアンテナ研究会領布の帯鋼のエレメントです。

一番左が反射器。一番右が導波器。中央の二つのエレメントのうち右の方に
BNC-Jコネクタから給電し、このエレメントからマッチングロッド(電線)で
ひとつ左のエレメントにも給電しています。(HB9CVと同じ位相給電です)
HB9CVには、導波器よりも反射器を配置した方が性能が上がるらしい事と、後述の
様に、以前作った4エレ・ループと比較する為に、反射器、導波器各1を追加して、
4エレの位相給電ループとしました。
調整はSWRを見ながらエレメント間隔とエレメント長で行いました。
下記の寸法で425~440MHzの範囲内で1.1以下になりました。
赤字はエレメント長 黒字はエレメント間隔。マッチングロッド(電線です)の長さは80mmです。

給電部です。2液性エポキシ接着剤で固めました。
中央は写真用三脚に固定する為の補助金具です。

エレメント受けは、長さ10mmのφ4黄銅パイプ(肉厚0.5)を金槌で叩いて潰したもの。

右側-BNC-Jコネクタのねじ部分をブームに半田付けし、同じ箇所に一方のエレメント
受けを半田固定。BNC-Jの中心導体ピンを半分ほど切り落としてもう一方のエレメント
受けを半田付けし、その上にマッチングロッドの電線を半田付け。
左側-下側のエレメント受けをブームに半田付けし、その上に絶縁用の1mm厚プラス
チック板、その上に乗せたエレメント受けにマッチングロッドの電線を半田付け。
尚、導波器と反射器は、長さ20mmのφ4黄銅パイプ(肉厚0.5mm)を金槌で叩いて
つぶしたものをブームに半田付け固定したエレメント受けで取り付けます。
(3) 比較
以前作った帯鋼エレメントの4エレ・ループと比較しました。
簡易電界強度計との距離2m、出力1Wでの電流計の最大振れ値の比較です。
4エレ・ループ 170μA
4エレ・ループ(位相給電) 240μA
ブーム長は、写真上の4エレ・ループ(位相給電)が 276mm 下の4エレ・ループは400mm。
尚、4エレ・ループの略寸法は前回の ’10.12.23の記事の中にあります。

分解した状態です。 上が4エレ・ループ(位相給電) 下が4エレ・ループ
帯鋼エレメントはいつものように、スライド式に約1/2の長さに収納しています。

(4) その他
(a)二つの給電エレメントRa1、Ra2の間隔は80mmは、以前作ったHB9CVでの
間隔と同一です。反射器、導波器の配置はエレメント長さと共にSWR計を見ながら
決めました。 SWRについては、かなり余裕?のある感じでエレメント配置、長さ
は、バリエーションがいろいろ出来るかも知れません。
ともあれ、簡易電界強度計の指示値からは、位相給電の効果が現れている模様です。
(b)位相給電の本家 スイスクワッドを、HB9CVクワッドとも云うそうです。
これは分家のHB9CVループ?


