
(1) はじめに
かなり以前に\100店で購入した3.5mの巻尺がケース内に収納出来なくなりました。
この巻き尺の薄鋼板のスケールを再利用して、500円八木アンテナを作りました。
前回(’11.11.23の記事)と同じく、下記HPの432MHz用のアンテナ寸法で作成。
http://www.jamsat.or.jp/features/cheapyagi/uhf.html
(2) こんな感じ。

φ8(内径φ6)の透明ABS樹脂パイプのブームに、所定の箇所(エレメントの位置)に
糸鋸で切り込みを入れて、所定のエレメント長さに切ったスケールを差込み、木綿糸と
瞬間接着剤とで固定しました。

給電部は、スケールの塗装をヤスリで剥がしてBNCを半田付け。
放射器の端部はφ4黄銅パイプに糸鋸でスリ割りを入れてスケールを差込み半田付け。

スケールの幅6mm。厚さはたぶん0.15mm。普通の巻き尺に較べて幅が狭く、そして
かなり薄いです。紙を切る普通のハサミで容易に切ることが出来ました。剛性は小さい
(腰がない)ですが、一応巻き尺らしくピンと伸びます。
分解、収納状態です。
エレメントを輪ゴムで束ねましたが、サランラップの巻芯に収納するのが良いかな?

ブームは2分割してφ6透明ABS樹脂パイプで連結(上の写真の右端)ちょっと固い
感じで連結出来ますので、回り止めは設けませんでした。
SWRの調整は、前回と同様に放射器の長さを切り詰めて行いましたが、参照HPの記事
の放射器寸法330mmの時に430MHz付近がSWR最低値でした。 そこから約5mm
切り詰めたところでSWRは431~434MHzの範囲内で1.1以下となりました。
(3) 性能比較
距離2m出力iWで、簡易電界強度計の電流計の最大指示値を比較。
今回の巻き尺エレメント:200μA (431~434MHzの範囲内でSWR1.1以下)
前回のφ3黄銅パイプの:210μA (428~437MHzの範囲内でSWR1.1以下)
* 前回よりも測定値がかなり小さいですが、ハンディ機の電池電圧の低下と、
簡易電界強度計を設置している部屋の模様替えの影響と思われます。
*電波の飛び、受けは、前回、今回は同一と思われます。
上が今回の、下が前回の

(4) その他
(a)巻き尺のスケールをエレメントにするのは、特に目新しい事では無いと思いますが、
たまたま壊れた巻き尺のスケールが、幅6mmで、厚さも0.15mm(たぶん)と薄く
腰が強く無い事が今回のアンテナには幸いしました。 加工も楽に行えました。
但し、風の強い移動運用では、エレメントが「ぱたぱた」と煽られて不都合かも。
(b)参照HPの放射器の記載寸法のとおりの、間隔10mm、長さ330mmで SWRの
最低周波数が430MHzでした(前記)エレメント材のスケールの幅は6mmなので、
エレメント材同志の「間隙」は、10-6=4mm。 前回φ3黄銅パイプで同一寸法
の放射器の場合はSWRの最低周波数は433MHzで、「間隙」は10-3=7mm。
もしかしたら、この「間隙」の違いがSWRに影響??SWR1.1以下の周波数範囲
が、今回のモノは かなり狭い事も含めて??
(c)「500円八木」という事ですが、今回のエレメントの材料(巻き尺)は \105で、
ブームに使用したφ8透明ABS樹脂パイプは百数十円。 補助材料を含めても
材料費¥500以内には充分に収まります。 BNCコネクタを含めた材料費を
¥500以内に納める事が出来ると良いのですが、ちょとキビシイなぁ。
かなり以前に\100店で購入した3.5mの巻尺がケース内に収納出来なくなりました。
この巻き尺の薄鋼板のスケールを再利用して、500円八木アンテナを作りました。
前回(’11.11.23の記事)と同じく、下記HPの432MHz用のアンテナ寸法で作成。
http://www.jamsat.or.jp/features/cheapyagi/uhf.html
(2) こんな感じ。

φ8(内径φ6)の透明ABS樹脂パイプのブームに、所定の箇所(エレメントの位置)に
糸鋸で切り込みを入れて、所定のエレメント長さに切ったスケールを差込み、木綿糸と
瞬間接着剤とで固定しました。

給電部は、スケールの塗装をヤスリで剥がしてBNCを半田付け。
放射器の端部はφ4黄銅パイプに糸鋸でスリ割りを入れてスケールを差込み半田付け。

スケールの幅6mm。厚さはたぶん0.15mm。普通の巻き尺に較べて幅が狭く、そして
かなり薄いです。紙を切る普通のハサミで容易に切ることが出来ました。剛性は小さい
(腰がない)ですが、一応巻き尺らしくピンと伸びます。
分解、収納状態です。
エレメントを輪ゴムで束ねましたが、サランラップの巻芯に収納するのが良いかな?

ブームは2分割してφ6透明ABS樹脂パイプで連結(上の写真の右端)ちょっと固い
感じで連結出来ますので、回り止めは設けませんでした。
SWRの調整は、前回と同様に放射器の長さを切り詰めて行いましたが、参照HPの記事
の放射器寸法330mmの時に430MHz付近がSWR最低値でした。 そこから約5mm
切り詰めたところでSWRは431~434MHzの範囲内で1.1以下となりました。
(3) 性能比較
距離2m出力iWで、簡易電界強度計の電流計の最大指示値を比較。
今回の巻き尺エレメント:200μA (431~434MHzの範囲内でSWR1.1以下)
前回のφ3黄銅パイプの:210μA (428~437MHzの範囲内でSWR1.1以下)
* 前回よりも測定値がかなり小さいですが、ハンディ機の電池電圧の低下と、
簡易電界強度計を設置している部屋の模様替えの影響と思われます。
*電波の飛び、受けは、前回、今回は同一と思われます。
上が今回の、下が前回の

(4) その他
(a)巻き尺のスケールをエレメントにするのは、特に目新しい事では無いと思いますが、
たまたま壊れた巻き尺のスケールが、幅6mmで、厚さも0.15mm(たぶん)と薄く
腰が強く無い事が今回のアンテナには幸いしました。 加工も楽に行えました。
但し、風の強い移動運用では、エレメントが「ぱたぱた」と煽られて不都合かも。
(b)参照HPの放射器の記載寸法のとおりの、間隔10mm、長さ330mmで SWRの
最低周波数が430MHzでした(前記)エレメント材のスケールの幅は6mmなので、
エレメント材同志の「間隙」は、10-6=4mm。 前回φ3黄銅パイプで同一寸法
の放射器の場合はSWRの最低周波数は433MHzで、「間隙」は10-3=7mm。
もしかしたら、この「間隙」の違いがSWRに影響??SWR1.1以下の周波数範囲
が、今回のモノは かなり狭い事も含めて??
(c)「500円八木」という事ですが、今回のエレメントの材料(巻き尺)は \105で、
ブームに使用したφ8透明ABS樹脂パイプは百数十円。 補助材料を含めても
材料費¥500以内には充分に収まります。 BNCコネクタを含めた材料費を
¥500以内に納める事が出来ると良いのですが、ちょとキビシイなぁ。


