
(1)はじめに
’12.09.23に大塚山で使用したループ八木。交信相手局からの受信レポート及び、
こちらの受信レポートは同時に使用した位相給電7エレ・ループ八木と同等でした。
この9エレ・ループ八木は、グローバルアンテナ研究会(ループ八木を開発した本家)
のHPの記事を参照して作りましたが、ハイキング兼の移動運用に特化して作ったので
給電部の構造など「本家」とは異なっており、「本家」と同等の性能が出ていいない
可能性もあります。(本家――私はグローバルアンテナ研究会の会員ではありませんが)
ループ八木については、本ブログの’08.05.05の記事の他にも幾つか記事があり、重複
する箇所があります。位相給電7エレ・ループ八木は’11.01.29の記事を参照下さい。
二番、三番煎じの記事です。今日は台風接近のため移動運用を中止。手持ちぶさたで。
現在15:00 まだ風はありませんが、空が暗くなってきました。これから荒れるのかな?
(2) まずは 先週使用した9エレ・ループ八木の様子。

エレメントの配置間隔は「本家」HPの記載通りです。Re、Ra、D1の各エレメントの
長さ調整を行い(Re:762 Ra:702 D1:685mm)SWRは430~437MHzの範囲内で
1.1以下となりました。
(3) 分解時/各部品
一番上は40cmのステンレススケールで、\100店で購入たもの。430MHz用アンテナ
のエレメント長さでの材料切断などの際に重宝しています。 それはさておき、
ハイキング兼のアンテナとしてザックに収納する為に、全部品を分解/組立可能です。

ブームはφ6ステンレスパイプで、φ7肉厚0.5黄銅パイプで連結します。

給電部 。

BNCの中心導体ピン(自由に回転する)に半田付けした「エレメント受け」を固定
する為(及び防水&補強)に給電部全体を、2液性エポキシ接着剤で固めています

ブームにBNC、次いで「エレメント受け」を半田付け。少し切り詰めたBNCの中心導体
ピンに、もう一つの「エレメント受け」を半田付け。「エレメント受け」には予備半田
を行い、帯鋼を挿入して姿勢に注意して支持しながら短時間で半田付けを行いました。
「エレメント受け」はφ4(肉厚0.5 長さ13mm)黄銅パイプに帯鋼を挿入し金槌で
叩いて潰し(帯鋼が抜けなくなるまで叩き潰した後、潰した側面を軽く叩いて調整)
端部から10mmのところをニッパで軽く噛んで潰し、帯鋼が通り抜けない様にしました。
Re、Dエレメント用の「エレメント受け」

「エレメント受け」はφ4(肉厚0.5 長さ20mm)の黄銅パイプを前記の様に潰したもの。
中央部をニッパの刃で噛んで潰し、帯鋼が通り抜けない様にしています。
ブームへの固定は「エレメント受け」にを挿入した帯鋼を定規の替わりとして、給電部の
「エレメント受け」と平行になる様に、又、ブームとは直交する様)に半田付けしました。
帯鋼エレメントは約(1/2)の長さに スライド式に収納しています。

エレメント長の1/2+αの2枚の帯鋼の夫々の端部に、φ4(肉厚0.5 長さ10mm)黄銅
パイプを潰した「スライダ」を半田付け固定。

2枚の帯鋼を相互に「スライダ」に挿通してスライドさせます。

「スライダ」は帯鋼に平行に半田付けしないと、うまくスライドしません。下図の様に、
帯鋼を定規替わりに使用し、半田が溶けた後(半田コテの替わりに)ピンセット等で
スライダと帯鋼を(半田が固まるまで)圧して固定すると良い様です。

スライダの長さ20mmものを作った事があります。長い方がスライドがスムーズです。
帯鋼が錆びると、スライドがスムーズにゆかなくなりますので、雨の日の移動運用の後
などは特に、防錆油を塗るなどの処置が必要です。
(4) その他
(a)上から9エレ・ループ八木(ブーム長1310mm)下位相給電7エレ(ブーム長620mm)、
位相給電4エレ(ブーム長240mm)

同じエレメント数の場合、位相給電にすることで、ブーム長は若干短めなりました。
(b)位相給電は、スイスクワッドと同じ方式ですが、移動先でのマッチングエレメント
の取り付けが若干煩雑です。HB9CVと同じ位相給電の方式をループ八木に行った
事もありました。エレメントの組み付けは通常のループ八木と同じで「楽」ですが、
利得は スイスクワッド方式の方が少し良い様でした。
(c)ループ八木のスタック化は 15エレ*2, 9エレ*2, 7エレ*2、
4エレ*2, 4エレ*2*3など行ってみました。スタック化で利得は大きく
なりますが、「私の趣味」からするとビームが切れすぎて使いにくい感じ。
(これは 意見が分かれるところと思いますが)
’12.09.23に大塚山で使用したループ八木。交信相手局からの受信レポート及び、
こちらの受信レポートは同時に使用した位相給電7エレ・ループ八木と同等でした。
この9エレ・ループ八木は、グローバルアンテナ研究会(ループ八木を開発した本家)
のHPの記事を参照して作りましたが、ハイキング兼の移動運用に特化して作ったので
給電部の構造など「本家」とは異なっており、「本家」と同等の性能が出ていいない
可能性もあります。(本家――私はグローバルアンテナ研究会の会員ではありませんが)
ループ八木については、本ブログの’08.05.05の記事の他にも幾つか記事があり、重複
する箇所があります。位相給電7エレ・ループ八木は’11.01.29の記事を参照下さい。
二番、三番煎じの記事です。今日は台風接近のため移動運用を中止。手持ちぶさたで。
現在15:00 まだ風はありませんが、空が暗くなってきました。これから荒れるのかな?
(2) まずは 先週使用した9エレ・ループ八木の様子。

エレメントの配置間隔は「本家」HPの記載通りです。Re、Ra、D1の各エレメントの
長さ調整を行い(Re:762 Ra:702 D1:685mm)SWRは430~437MHzの範囲内で
1.1以下となりました。
(3) 分解時/各部品
一番上は40cmのステンレススケールで、\100店で購入たもの。430MHz用アンテナ
のエレメント長さでの材料切断などの際に重宝しています。 それはさておき、
ハイキング兼のアンテナとしてザックに収納する為に、全部品を分解/組立可能です。

ブームはφ6ステンレスパイプで、φ7肉厚0.5黄銅パイプで連結します。

給電部 。

BNCの中心導体ピン(自由に回転する)に半田付けした「エレメント受け」を固定
する為(及び防水&補強)に給電部全体を、2液性エポキシ接着剤で固めています

ブームにBNC、次いで「エレメント受け」を半田付け。少し切り詰めたBNCの中心導体
ピンに、もう一つの「エレメント受け」を半田付け。「エレメント受け」には予備半田
を行い、帯鋼を挿入して姿勢に注意して支持しながら短時間で半田付けを行いました。
「エレメント受け」はφ4(肉厚0.5 長さ13mm)黄銅パイプに帯鋼を挿入し金槌で
叩いて潰し(帯鋼が抜けなくなるまで叩き潰した後、潰した側面を軽く叩いて調整)
端部から10mmのところをニッパで軽く噛んで潰し、帯鋼が通り抜けない様にしました。
Re、Dエレメント用の「エレメント受け」

「エレメント受け」はφ4(肉厚0.5 長さ20mm)の黄銅パイプを前記の様に潰したもの。
中央部をニッパの刃で噛んで潰し、帯鋼が通り抜けない様にしています。
ブームへの固定は「エレメント受け」にを挿入した帯鋼を定規の替わりとして、給電部の
「エレメント受け」と平行になる様に、又、ブームとは直交する様)に半田付けしました。
帯鋼エレメントは約(1/2)の長さに スライド式に収納しています。

エレメント長の1/2+αの2枚の帯鋼の夫々の端部に、φ4(肉厚0.5 長さ10mm)黄銅
パイプを潰した「スライダ」を半田付け固定。

2枚の帯鋼を相互に「スライダ」に挿通してスライドさせます。

「スライダ」は帯鋼に平行に半田付けしないと、うまくスライドしません。下図の様に、
帯鋼を定規替わりに使用し、半田が溶けた後(半田コテの替わりに)ピンセット等で
スライダと帯鋼を(半田が固まるまで)圧して固定すると良い様です。

スライダの長さ20mmものを作った事があります。長い方がスライドがスムーズです。
帯鋼が錆びると、スライドがスムーズにゆかなくなりますので、雨の日の移動運用の後
などは特に、防錆油を塗るなどの処置が必要です。
(4) その他
(a)上から9エレ・ループ八木(ブーム長1310mm)下位相給電7エレ(ブーム長620mm)、
位相給電4エレ(ブーム長240mm)

同じエレメント数の場合、位相給電にすることで、ブーム長は若干短めなりました。
(b)位相給電は、スイスクワッドと同じ方式ですが、移動先でのマッチングエレメント
の取り付けが若干煩雑です。HB9CVと同じ位相給電の方式をループ八木に行った
事もありました。エレメントの組み付けは通常のループ八木と同じで「楽」ですが、
利得は スイスクワッド方式の方が少し良い様でした。
(c)ループ八木のスタック化は 15エレ*2, 9エレ*2, 7エレ*2、
4エレ*2, 4エレ*2*3など行ってみました。スタック化で利得は大きく
なりますが、「私の趣味」からするとビームが切れすぎて使いにくい感じ。
(これは 意見が分かれるところと思いますが)


