(1) はじめに
AI・8エレがうまく出来ない。MMANAの計算を少しづつ変えて計5本作りましたが、
いずれもSWRがSWRは下がっても飛ばないAI(ああっ・いやっ)アンテナでした。
気分直しに、ブーム材料を変えて前回(’13.03.09の記事)の6エレを再び作りました。
一応は、SWRも下がり、それなりに飛ぶのが出来たのですが。
(2) さてさて こんなの できました、

上が今回のブーム。下が前回(’13.03.09の記事)のブーム。 エレメントは共用

前回のブームはφ3ステンレス棒に20mm長のφ5黄銅パイプを半田付けして、
φ4アルミパイプのエレメントを挿入、保持。エレメントはブームと導通。
今回の ブームは、断面(コ)形のアルミ型材。20mm長、内径φ4のABS樹脂パイプ
を糸と瞬間接着剤でブームに固定し、エレメントを挿入。 エレメントはブームとは絶縁。
エレメント配置は前回と同じに組み立てたところ、SWRが下がらない。エレメントD1、
D3の位置を調整してSWRが下がりました。簡易電界強度計での測定値もそれなりに。

MMANAのアンテナ定義(エレメント配置) D1,D3の位置 前回→→今回

エレメント長はZ1又はZ2の数値の2倍です。(例:Re長:0.169*2=0.338m)
(3) 今回の材料

左の写真の一番上は透明ABSパイプ。φ6,φ7の2種類使用(肉厚は共に1mm)
2番目:ブーム使用したアルミ型材(筋入AS-8)と読めます。建材かも知れません。
3番目:分割したブームの連結に使用。手元に有ったジャンク部品で、型番は不明。
アルミ型材の断面寸法を右に添えておきます。DIYで購入時の定尺は1m(たぶん)。
2分割したブームの連結部です。

写真左:長さ50mmの型材を金鋸とヤスリで2辺を斜めに切断したものを2本用意し、
摺動させる事で開講部の長方形の開口寸法(写真の横方向の寸法のみですが)を
調整し、2本のM3ねじで一方のブームに固定。
写真右:もう一方のブームの差込部分はヤスリで少し削って入りやすくしました。
ブームへのエレメント保持部

写真左:給電部。20mm長のφ7透明ABSパイプの両端からM3*10mm長のプリント
基板スペーサを挿入(中央に6mmの間隔を開けて)ABSパイプにφ3の穴を
2箇所開けてBNCを半田付け。
写真右:Re及びDエレメントの支持部。200長のφ6透明BSパイプ(肉厚は
(4) 蛇足
(a)再現性が気になっていました。エレメントとブームとの導通の有無があるにせよ、
エレメント位置の調整が必要であった事から、再現性は、かなりアヤフヤな様です。
(b)前回と今回の、ステンレス棒とアルミ型材と。アルミの方が少し重い。断面積と
比重で計算してみると、なるほどアルミ型材の方が少し重い。
綿1Kgの方が、鉄1Kgよりも軽いと思いこんでいたのですが。
(c)エレメント受けのブームへの固定。今回は糸と瞬間接着剤。前回はステンレス棒
に半田付け。固定強度は“たぶん”糸+瞬間接着剤の方が大きいと思います。
(d)8エレの5回目のトライ以外に、実は10エレも2回トライしているのです。
(いずれも記事はありません)共にSWRが下がらず、又はSWRは下がったが
飛ばない。という状況でした。 八つ墓村の祟りか? ちょと古い。
MMANAの設定は、さほどには高利得を追った訳では無かったのですが,やはり
過激な?設定だったのかも。 ま、 どうせ小人閑居 ゆっくり再トライ。