(1) はじめに
4エレ・8JK(’13.07.26の記事)の続きです。
いつもの様に、このところヒマなので、8JKをネタにMMANAで遊んでおりました。
(2) こんなのが

寸法 MMANAのアンテナ定義をXY座標で表しました。
SWR調整の過程で変更したアンテナ寸法(座標)を 緑数字 で示します。

給電部 フェーズラインはブーム(φ4ステンレスパイプ)と0.5mm2電線とで接続。


φ4ステンレスパイプのブームにM3プリント板スペーサ(15mm長)を半田付けし、
絶縁の為に、ポリカ-ボネート製のネジとワッシャで10mm長のM3プリント板スペーサ
を連結しました。ポリカ-ボネートの強度と耐熱性は半田付けには「いまひとつ」の為
BNCやフェーズラインの半田付けは手早く行い、2液性エポキシ接着剤で固めました。
給電エレメント以外の各エレメントはブームに20mm長のφ5黄銅パイプを半田付けし、
φ4アルミパイプの各エレメントを挿入、支持します。 ブームは2分割しました。

分解収納状態 全重量:80gr.

(3)調整
給電エレメントRa1,2は少し長めに作り、これ以外のエレメントは、MMANAの
アンテナ定義とおりの長さ、配置として、Ra1,2を切り詰めて調整を行いました。
(a)同じ長さになる様にしながら少しずつ切り詰めて、Ra1,2の長さが152mmの時
にSWRは 432MHz:1.5 433MHz:1.4 435MHz:1.5 となりました。
簡易電界強度計 距離2m 出力1Wでは 360μA まあまあだが良くは無い
(b)Reの配置をRa2から離す様に移動すると、SWRが僅かに下がる様でしたので、
Reを取り付け位置(座標)を -95mmから-129mmに変更。RA1、2を更に149mm」まで切り詰めたところで、SWRは 430MHz:1.3 433MHz:1.2 435~8MHz:1.3、
簡易電界強度計 距離2m 出力1Wでは フルスケール500μAを超過。
距離2m 出力50mWで 50μAでした。
今回は他のアンテナとの比較を行っておらず、又
移動運用での使用も未定ですが、
少なくとも簡易電界強度計の指示値に関してだけは 比較的良い性能を示しました。
(4) 蛇足
(a)MMANAの計算値 下段に実際に作成したアンテナ定義での計算値

(b)パターン 元のアンテナ定義での計算出力です。

(c)アンテナ定義 緑数字は実際に作成したアンテナの変更箇所

(d)最後に気の利いたコメントを書けると素晴らしいのだが、そこまで知恵が回らない。