(1)はじめに
参照HP http://www.i1wqrlinkradio.com/antype/ch16/chiave89.htm
及び http://www.i1wqrlinkradio.com/antype/ch16/chiave1224.htm
2つのHPの内容はほぼ同じです。1.5λ長の
フォールデッドダイポールに、イン
ピーダンス整合用のスタブから給電します。
これらを参照してまず、ハーモニクスアンテナ(’10.02.17の記事)を参照HPの
とおりに「インピーダンス整合用スタブあり」で作り、次ぎに反射器を追加しました。
次は(’14.01.31の記事) インピーダンス整合用スタブを省略し、反射器の追加で、
インピーダンス整合を図った2eleFDを作りました
今回はやはりスタブは省略し、反射器と導波器を追加しました。但し導波器は1.5λ長
ではうまくゆかず、通常の八木と同じ0.5λ長の導波器の追加 です。
(2)前置きが長いですが、ともかく こんな事です。

MMANAでの計算では、1.5λ長の導波器の追加は利得、F/B比共に追加前よりもむしろ
低下しました。0.5λ長の導波器を1本追加したところ、利得、F/B比共に増加しました。
0.5λ長の導波器を更に(2本以上)追加すると利得、F/B比共に増加せずでした。
0.5λ長の導波器1本だけの追加が最も良い計算値でしたが、、 何故? 解りませんです。
導波器、反射器の配置、長さはをMMANAのデータのとおりに。放射器の長さをデータ
よりも25mm短く切り詰めて、SWRは、429.2MHz~435MHzの範囲内で1.1以下
いつもの簡易電界強度計、距離2m 出力1Wで450μAでした。
給電部

各エレメントはφ4アルミパイプ。給電部のみ上図の様にBNCの半田付け部に黄銅パイプ
を圧着で連結し、木綿糸+瞬間接着剤で¥100店の30cm定規(を切ったプラスチック板)
に固定。
放射器は3分割。端部を30cm定規のプラスチック板で固定し、φ3黄銅パイプで連結。

反射器も3分割。プリント板スペーサ(雌-雌タイプ)とM3ねじで連結
(下の写真の左)ブームは3分割。φ8及びφ6のABSパイプで竹串で回り止めして連結

(上の写真の右)
フォールデッドダイポール導波器の先端はφ4アルミパイプを金槌で
潰した板?を巻き付けてM2ねじで固定。
分解状態(アンテナ重量 116gr.)

(3)蛇足
(a)MMANAの計算値
3エレFD:今回作ったもの。
2エレFD:’14..01.31の記事(反射器あり スタブ無し)
FD:’14..01.31の記事(反射器無し スタブ無し)

(b)MMANAの計算パターン

(c)3エレFDのMMANAアンテナ定義

(d)更に蛇足
いつもの簡易電界強度計で、距離2m 1Wで、2エレFDは250μA、3エレFD
は450μA(前記)でした。以上は昨日測定したものですが、’14..01.31の記事では
2エレFDが500μA超となっていました。 何故? 解らん。
(e)更なる蛇足
現在3エレAWX(X字形の放射器、反射器に0.5λの導波器を1本追加したもの)を
使用しています。今週、4エレAWX(X字形の放射器、反射器、導波器の計4エレ)にトライしました。MMANAの計算では利得、F/N比共に現在の3エレよりも優れる
事になっていましたが、実際に作ったものはいつもの簡易電界強度計で300mμAと
飛びませんでした。 何故? 知らねぇ。
そんな事があり、今回の3エレFDを作ってみた訳ですが。 と云う事は???