
(1)はじめに
3エレCJUアンテナを新たに2本作り、垂直スタックとしました。
ビームが鋭くならずに、利得が大きくなるのを期待して。
CJUアンテナはネット上に沢山紹介されています。四角ループ状の放射器と
反射器の2エレ構成で衛星通信用に、435MHz用と144MHz用とを1本の
ブームに組み立てたものが多いです。
430MHz用のCJUに導波器を追加して3エレとしました。('15.07.05の記事)
(2) で

左右の向きが逆ですが

アンテナは、白色のφ8ABS樹脂パイプのブームにφ4アルミパイプのエレメントで構成。
スタックバーは、白色のφ8ガラスフィラー強化樹脂パイプで構成。
同軸管分配器(カテゴリー無線関連の'14.07.20の記事)で接続。
3エレCJUアンテナの造りは前回('15.07.05の記事)とほぼ同じす。SWR調整は
前回と同様導波器の位置調整で行い、一方が432.6〜437MHzの範囲内で、もう一方は
430.4〜435.8MHzの範囲内で1.1以下。 いつもの簡易電界強度計 出力100mW、
距離2mでの結果は 両方ともに同じ90μAでした。
スタックの状態でのSWRは432.6〜436.8MHzの範囲内で1.1以下。
いつもの簡易電界強度計 出力100mW 距離2mで、120μA でした。
当初、スタック間隔を1.2λ=831mmとしました。
SWRは430.6〜438.3MHzの範囲内で1.1以下。いつもの簡易電界強度計
出力100mW 距離2mで、110μA でした。スタック間隔を短くしたら、
利得が良くなるのでは?と、φ8ガラスフィラー強化樹脂パイプの3本継ぎの
スタックバーから1本を除去して2本継ぎ にしたところ、スタック間隔が
0.83λとなりました。 というのが上記の スタック間隔0.83λ=573mm
の理由であります。
分解収納状態 (総重量218g)
(アンテナの重量57g*2本=114g 、 スタックバー26g 、 同軸管分配器78g)

これら一式が¥100店のA4サイズの書類袋に入りました。
書類袋にガムテープで紐を取り付け、ザックに縛りつけて移動運用を行う予定です。
(3)MMANAのデータ
計算値

パターン


定義

(4)蛇足
(a)スタック間隔を1.2λ=831mmにした。 0.83λ=573mmにした。 について、
まずMMANAでスタック間隔を変えて計算値を算出(下表)
Ga及びF/Bの最大値は間隔1.2〜1.3λにあり、これによりスタック間隔を1.2λに。

スタック間隔1.2λでの、いつもの簡易電界強度計の結果は上記の様に110μA。
遅まきながら、垂直面の放射パターンを確認。(下図)
スタック間隔が大きくなるに従い、斜め上方(&下方も)への放射が大きくなる事が
解りました。Ga値が大きくても、斜め上下への放射成分に喰われてしまう。

スタック間隔0.6λでは斜め上下への放射はシングルより小さいが、利得は小さ目。
スタックバーを、スタック間隔0.83=573mmに作り直して、斜め上下への放射は
この程度なら、、なんとか と云うことで。 無理やり決着。

(b)スタックバーに使用した、ガラスフィラー強化樹脂パイプは曲げ剛性が大きく、
今回のアンテナ及び同軸ケーブルの重さによっても撓む事がありませんでした。
東急ハンズで購入していましたが、少し前から店頭に無く、入手不可になりました。
今回は僅かな残りをかき集めて作成し、無駄を出したくなかったので、中途半端な
スタック間隔としました。 初めから放射パターンに注目し、計算値と合わせて
検討しておけば、もう少しマシな事が出来たのではないかと。
3エレCJUアンテナを新たに2本作り、垂直スタックとしました。
ビームが鋭くならずに、利得が大きくなるのを期待して。
CJUアンテナはネット上に沢山紹介されています。四角ループ状の放射器と
反射器の2エレ構成で衛星通信用に、435MHz用と144MHz用とを1本の
ブームに組み立てたものが多いです。
430MHz用のCJUに導波器を追加して3エレとしました。('15.07.05の記事)
(2) で

左右の向きが逆ですが

アンテナは、白色のφ8ABS樹脂パイプのブームにφ4アルミパイプのエレメントで構成。
スタックバーは、白色のφ8ガラスフィラー強化樹脂パイプで構成。
同軸管分配器(カテゴリー無線関連の'14.07.20の記事)で接続。
3エレCJUアンテナの造りは前回('15.07.05の記事)とほぼ同じす。SWR調整は
前回と同様導波器の位置調整で行い、一方が432.6〜437MHzの範囲内で、もう一方は
430.4〜435.8MHzの範囲内で1.1以下。 いつもの簡易電界強度計 出力100mW、
距離2mでの結果は 両方ともに同じ90μAでした。
スタックの状態でのSWRは432.6〜436.8MHzの範囲内で1.1以下。
いつもの簡易電界強度計 出力100mW 距離2mで、120μA でした。
当初、スタック間隔を1.2λ=831mmとしました。
SWRは430.6〜438.3MHzの範囲内で1.1以下。いつもの簡易電界強度計
出力100mW 距離2mで、110μA でした。スタック間隔を短くしたら、
利得が良くなるのでは?と、φ8ガラスフィラー強化樹脂パイプの3本継ぎの
スタックバーから1本を除去して2本継ぎ にしたところ、スタック間隔が
0.83λとなりました。 というのが上記の スタック間隔0.83λ=573mm
の理由であります。
分解収納状態 (総重量218g)
(アンテナの重量57g*2本=114g 、 スタックバー26g 、 同軸管分配器78g)

これら一式が¥100店のA4サイズの書類袋に入りました。
書類袋にガムテープで紐を取り付け、ザックに縛りつけて移動運用を行う予定です。
(3)MMANAのデータ
計算値

パターン


定義

(4)蛇足
(a)スタック間隔を1.2λ=831mmにした。 0.83λ=573mmにした。 について、
まずMMANAでスタック間隔を変えて計算値を算出(下表)
Ga及びF/Bの最大値は間隔1.2〜1.3λにあり、これによりスタック間隔を1.2λに。

スタック間隔1.2λでの、いつもの簡易電界強度計の結果は上記の様に110μA。
遅まきながら、垂直面の放射パターンを確認。(下図)
スタック間隔が大きくなるに従い、斜め上方(&下方も)への放射が大きくなる事が
解りました。Ga値が大きくても、斜め上下への放射成分に喰われてしまう。

スタック間隔0.6λでは斜め上下への放射はシングルより小さいが、利得は小さ目。
スタックバーを、スタック間隔0.83=573mmに作り直して、斜め上下への放射は
この程度なら、、なんとか と云うことで。 無理やり決着。

(b)スタックバーに使用した、ガラスフィラー強化樹脂パイプは曲げ剛性が大きく、
今回のアンテナ及び同軸ケーブルの重さによっても撓む事がありませんでした。
東急ハンズで購入していましたが、少し前から店頭に無く、入手不可になりました。
今回は僅かな残りをかき集めて作成し、無駄を出したくなかったので、中途半端な
スタック間隔としました。 初めから放射パターンに注目し、計算値と合わせて
検討しておけば、もう少しマシな事が出来たのではないかと。


