(1)はじめに
参照HP:http://www.dxzone.com/cgi-bin/dir/jump2.cgi?ID=28893
ネット翻訳では、”Lazy H biplan”は”怠惰なH 複葉機”だそうです。
以前に、φ3アルミパイプのエレメントとプラスチック定規で作成しましたが
(‘14.05.29の記事)収納がかなり嵩張り、移動運用では使用していません。
今回は、収納性改善のため、φ2アルミ線のエレメントで作ってみました。
(2)さてさて

エレメントはφ2アルミ線。φ6樹脂パイプの連結パイプ(2本)で
Ra.Reエレメントを107mmの間隔に支持します。

MMANAのデータの通り(のつもり)に組立てたところSWRの最低値が低い周波数にズレ
垂直エレメント(上下に8本あります)を上記の寸法図から均等に5mm切り詰めて
SWRは431.8〜437.2MHzの範囲内で1.1以下になりました。
給電部付近
2本のφ2黄銅線は2mmほどの間隔でφ4樹脂パイプで支持。BNCはφ4樹脂パイプの
φ2穴2個を利用してφ2黄銅線に半田付け後エポキシ接着剤で補強しました。
φ2黄銅線の上下端は浅いV型に曲げたφ3黄銅パイプにあけたφ2穴に挿入&半田付け。
φ3黄銅パイプにφ2軟アルミ線(¥100店の自在アルミ線です)を圧着。2軟アルミ線に
φ3黄銅パイプを介してφ2硬アルミ線(東急ハンズで、割高な価格で購入)を圧着連結。

φ3黄銅パイプとφ2黄銅線との連結部にφ8樹脂パイプを嵌め、連結用φ6樹脂
パイプの「受け」としました。2本の連結用樹脂パイプの一方には、三脚等への
固定用治具(M3ローレットねじ有)を接着しました。
φ2軟アルミ線(柔軟に曲がる)は「関節」として折り曲げ、収納する為です。

収納状態(全重量75g)

(’14.05.29の記事のLazy H は195gでした)
(3)蛇足
(a)なんとか移動運用に持って行ける様な収納に出来ましたが、一つ問題が。
エレメントの整列が乱れると、SWRが狂うようです。移動先での組立は
エレメントの整列を「とても丁寧に」行う必要があります。
(b)MMANAのデータ
計算値

パターン

定義
(SWR調整のため Z2(m)を.368→0.361、0.390→0.385に変更しました)
