(1) はじめに。
5エレ八木('17.02.01の記事)はA,B2種類の5エレ八木の記事ですが、このうち
ビーム幅が僅かですが広い方のBを、エレメント径をφ2に変更して作成。
(2) 反射器Raが”くの字”に曲がった八木です。

エレメントはφ2アルミ線、ブームは薄肉φ5アルミパイプ

MMANAのデータとおりの組立でSWRは427.3〜436.2MHzの範囲内で1.1以下。
簡易電界強度計 距離2m 出力1Wで 2.1mA でした。
給電部、導波器はいつも通りで、説明を省略します。
(もし 必要でしたら前回('17.09.17の記事)参照ください。)
反射器Reは¥100店の自在アルミ線---φ2軟アルミ線—で折り曲げ収納可能としました。

分解収納状態(重量46g)

(3)もう1本同じのを作り、間隔1.2λの垂直スタックとしました。

ガラス強化樹脂パイプのスタックバー(3分割)と同軸管分配器で連結、

スタック後のSWRは428.9〜434.2MHzの範囲内で1.1以下。
シングルでは前記の様に427.3〜436.2MHzの範囲内で1.1以下でした。
簡易電界強度計 距離2m 出力100mW で2.6mA。
シングルでは前記の様に 2.1mAでした。
スタック間隔はMMANAの計算値より、 「シングルに対して約3dBの利得増加
& SWRが小さ目」で1.2λとしました。

スタックバーは3分割しましした。
スタックバー中は、M3ローレットねじで、三脚への支持パイプへ固定します。

スタックバー下にはミニステーを加工した治具でアンテナを取り付けます。

スタックバー下とスタックバー中とはM3tローレットねじを介して連結。

スタックバー中とスタックバー上とは差し込むだけ。 あとは地球の重力により支持。

スタックバー上のアンテナ取付け部はスタックバー下と同様ですので省略します。
(4)蛇足
(a)MMANAの計算値(スタックにより、利得が3dB増加)に対して簡易電界強度計の
測定値の増加が小さすぎる感じがするが、、、。 それもそうだが
アンテナ重量46*2=92g スタックバー43g 同軸分配器100g 以上計235g。
アンテナよりもスタック機材の方が重いというのはいかがなものか。
(b)MMANAのデータ
計算値

パターン


定義
