(1)はじめに
'16.11.17に作成したもの(下図)の寸法に従い、材料を少し変えて
(φ3黄銅パイプはアルミパイプに変更等)作ってみたのですが、、。
(2)こんなふうになりました。

SWR調整は、2本の垂直エレメントが同一長になるように切り詰めて行い、
428.2〜445.9MHzの範囲内で1.1以下になりました。(調整の途中経過は後記)
いつもの簡易電界強度計。出力1W.距離2mで比較したところ、
ツインフランクリンは0.8μA。対照用のJ型('16.11.03-の記事)は1.1μA.
最大指示値は両アンテナ共に、約30°斜め上方で得られました。
SWR調整の経過
(a)当初は2本の垂直エレメントの材料をφ2ステンレス線とし、長めに
作ったのを少しずつ切り詰めて調整しましたが、SWRは1.5以下には
下がりませんでした。
(b)φ2ステンレス線のφ3アルミパイプに圧着連結部(約20mm)を切り捨て、
φ2黄銅線を圧着して切り詰めたところSWRは1.1以下になりました。が、
周波数範囲が低い方にズレており、アンテナ全長410mmまで切り詰めたら
突然SWRが1.5まで増加。
(c)20mm長のφ3黄銅パイプをφ2黄銅線の先端に挿通。スライドしながら
SWRを見ると、アンテナ全長410mmでSWRは1.1以下、但し、
周波数範囲はやや低め。φ2黄銅線を切り詰め、φ3黄銅パイプを挿通して
再調整。アンテナ全長405mmで、428.2〜445.9MHzの範囲内で1.1以下。
周波数範囲が高めになりましたが、調整終了として半田付けで固定。
下の写真はアンテナ先端部のφ3黄銅パイプでSWR調整した部分です。
樹脂板のスペーサで2本のφ2黄銅線(垂直エレメント)を支持しました。

アンテナ先端から約17cm下方の、φ4黄銅パイプ(同軸管)の先端処理部。

更に約12下方の垂直エレメント折り返し部です。
樹脂板スペーサは上の写真の同軸管先端処理部と同一寸法です。

アンテナ下端。3D-2V用BNCコネクタ使用。

(3)蛇足
(a)アンテナ重量はツインフランクリン50g。J型48g
アンテナ全長はツインフランクリン405mm。J型531mm。
(b)J型は垂直エレメントにロッドアンテナを採用。190mmに収納可能。
ツインフランクリンにロッドアンテナを採用した場合は約250mmに
収納可能です。
(c)垂直エレメントを2本(ツイン)とすることで、垂直エレメント1本
よりも利得は増加します。(過去に移動運用で確認)
垂直エレメントを更に増加したら、更に利得は増加するかも知れません。
(d)フランクリンアンテナに良く似たアストラルプレーンアンテナでは
垂直エレメントを4本('13.08.06の記事)にした事がありました。
簡易電界強度計(現在使用しているものとは仕様が異なります。)
の指示値は、垂直エレメント2本が200μA、4本が210μAでした。