(1)はじめに
前回の6エレ('19.07.18の記事)は利得を稼ぐ為に7エレ('19.06.23の記事)の
エレメントをひとつ減らし、ブーム長をむりやり伸ばして、、。その結果利得は
6エレにしては大きくなったが、放射パターンに大きなサイドローブが出来ました。
今回は同じ7エレ('19.06.23の記事)のエレメントをひとつ減らし{素直に」データ
を作りました。前回に較べ、ブーム長、サイドローブ、利得は小さくなりました。

尚、7エレ('19.06.23の記事)はGa13.38dBi、F/B24.10dB、ブーム長1149mm
(2)まあ普通の6エレ。

エレメントはφ2アルミ線。ブームはφ5アルミパイプ

D1,D2の移動での調整で、SWRは432.3~434.3MHzの範囲内で1.1以下。
簡易電界強度計距離 2m、出力1Wで、2.2μA(計算利得13.07dBi)
6エレ八木('19.07.18の記事)は同じく2.5μA(計算利得13.16dBi)
(3)蛇足
(a)今回のと前回('19.07.18の記事)のと。使い勝手は、今回の方が
利得は小さいが、ビームの切れはブロードで、使い易いと思います。
(b)瞬間接着剤の「風邪ひき」=(接着力がなくなる事)に出会い苦戦しました。
¥100店の1g*3本入りパックの3本共「風邪ひき」でした。購入後かなりの
長期間工具箱の隅に残っていたものの様でした。 「風邪ひき」は大昔に
「アロンアルファ」でお目にかかって以来随分のご無沙汰でした。
ネットで調べたら、エポキシ接着剤にも「風邪ひき」があるそうで、更に
「接着剤の風邪ひき」は「業界の方言」なのだそうで。知らなかった。
(c)MMANAのデータ
計算値

パターン

定義

(4) 製作内容(いつもと同じです。以下、読み飛ばしてください。)
給電部
φ7樹脂パイプに翼状に接着した樹脂版に、端部にφ3黄銅パイプを圧着した
エレメントを木綿糸+瞬間接着剤で固定。BNCを半田付け。木工用ボンドで補強。

放射器Raのφ7樹脂パイプの弾性を利用して、ブームにぱちんと嵌め込み固定します・
ブーム側には位置決め用に、φ7樹脂パイプを接着及びM2ねじで固定して待ちうけ。

放射器の支持
放射器の中央部に5mm長φ4樹脂パイプをストッパとして接着。
ブームに(木綿糸+瞬間接着剤&木工用接着剤)で固定した20mm長の
φ4樹脂パイプに挿入、支持します。 尚、反射器も同様雄です。

ブームは3分割。φ4樹脂パイプにφ2黄銅線を挿通(補強)したパイプで連結。

アンテナを写真用三脚に支持する治具は、φ7ABS樹脂パイプと2mm厚のプラスチ
ック板にM3ナットを焼き嵌めで固定してM3ローレットねじを取り付け。

分解収納状態(重量56g うちエレメント:30g ブーム26g)
