(1)はじめに
9エレFD(折り返しダイポール)八木('15.02.14の記事)エレメント径φ4の
エレメント径φ2での作成です。
(2)ブーム長は1633mm

エレメントはφ2アルミ線。ブームは8*8*5.5mmアルミチャネル

D1、の移動での調整で、SWRは427.7~434.6MHzの範囲内で1.1以下。
簡易電界強度計距離 2m、出力1Wで、3.6μA(計算利得15.15dBi)
同時測定の'19.11.03の記事の8エレ八木は2.4μA(計算利得14.06dBi)
(3)蛇足
(a)'19.11.03の記事の8エレ八木の製作時の測定値は4.1μAでした。今回は2.4μA
時折この様に測定値が異なる事がありますが、ダイオードにμA電流計を繋いだだけの
単純な簡易電界強度計自体や、設置してある室内の影響は考えにくい。自宅外部からの
影響か?とは思うのですが、原因調査の方法、手段が解りません。
比較測定で評価は出来ますが、なんとも気分が良くありません
(b)MMANAのデータ
計算値

パターン

定義

(4)製作内容(ブーム材は前回('19.11.03の記事)と同じ。加工もほぼ同じです)
給電部
t1とt2の樹脂板をコの字状に接着。両脇に5mm間隔でφ2の穴をあけたt1の
樹脂版を立て、エレメントを挿通、支持。t1の部分にエレメントを木綿糸+瞬間接
着剤で固定し、エレメント端部に圧着したφ3黄銅パイプを利用してBNCを半田付け。
これらを木工用ボンドで補強(木工ボンドは硬化すると透明になり、写真では解らず)
コの字状の天板の前後のみt1樹脂板を重ね、φ3穴及び3mm幅スリットを加工。
ブームへ給電部を取り付け
ブームにお団子の串(φ3)を接着。タップを切りM3ローレットねじを取り付け。
給電部のφ3穴と3mm幅スリットを利用して取り付け。

、反射器の支持(上の写真)
、反射器の中央部に5mm長φ4樹脂パイプをストッパとして接着。
ブームに(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定した20mm長の
φ4樹脂パイプに挿入、支持します。導波器も同様です。
4分割したブームの連結
φ6アルミパイプを叩きつぶし、3mm幅スリットとM3ローレットねじを取り付け。
ブームにM3ねじ2本で取り付け。受け側のブーム端はM3待ち受けねじと3mm幅
スリット加工。相互に係合させM3ローレットねじを締め付け。

写真用三脚への支持
ブームにミニステー金具をM2皿ねじ2本で取り付け。このミニステーか無くには
M3ナットをステンレス用フラックス使用で半田付け、M3ローレットねじを取り付け。
三脚側治具はφ6ステンレスパイプの一端に1/4Wナットを取り付け、下の写真の
他の端部にφ3黄銅パイプを半田付けしたミニステー金具を半田付けしています。

三脚側の支持治具
φ6ステンレスパイプの中央に三脚の雲台ねじに合う1/4Wナットを取り付け。
両端にφ3黄銅パイプを立てたミニステー金具を取り付け。三脚のの左右に
2本のアンテナを支持出来る様に作成。収納の利便のため2分割しています。

分解収納状態(重量146g うちエレメント:38g ブーム108g)
