(1)はじめに
8エレFD(折り返しダイポール)八木(’16.01.31の記事)はエレメント径φ4
製作失敗(SWRは下がったが飛ばない---簡易電界強度計の指示値が小さい)でした。
先週、これを参照してエレメント径φ2で作成しましたが、やはり製作失敗でした。
ヒマなので、エレメント数をひとつ減らし、MMANAでかなり修正して7エレ
として製作してみたのですが、、、。
(2)こんなのが出来た

エレメントはφ2アルミ線。ブームはφ5アルミパイプ
自重によるブームの撓み補正のために曲げています。

D1,D3を移動しての調整で、SWRは432.6~434.1MHzの範囲内で1.1以下。
簡易電界強度計距離 2m、出力1Wで、2.9μA(計算利得13.00dBi)
7エレ八木('20.01.05の記事)は4.2μA(計算利得13.15dBi)
利得の大きさの割には簡易電界強度計の指示値が小さい。(飛ばない)
やはり製作失敗です。
(3)蛇足
(a)SWR調整時にはSWRが不安定な感じは無く、周囲の物品によるSWR
への影響も特に大きい感じもありませんでした、製作失敗の原因は、
かなり古いのですが八ツ墓村の祟りではないでしょうか?
(b)MMANAのデータ
計算値

パターン

定義

(4) 製作内容(いつもと文章は同じ。写真のみ差し替えです。)
給電部
φ7樹脂パイプに翼状に接着した樹脂版の両側に垂直に立てた樹脂板には
5mm間隔でφ2の穴をあけ、端部にφ3黄銅パイプを圧着したエレメントを
挿通して木綿糸+瞬間接着剤で固定。BNCを半田付け。

放射器の取付け
放射器Raのφ7樹脂パイプの弾性を利用して、ブームにぱちんと嵌め込み固定します・
ブーム側には位置決め用に、φ7樹脂パイプを接着及びM2ねじで固定して待ちうけ。

反射器Raの中央部に5mm長φ4樹脂パイプをストッパとして接着。
ブームに(木綿糸+瞬間接着剤&木工用接着剤)で固定した20mm長の
φ4樹脂パイプに挿入、支持します。導波器も同様です。

ブームは3分割。φ4樹脂パイプにφ2黄銅線を挿通(補強)したパイプで連結。
導波器D4が写真に入っていますが前記の反射器と同じです。

アンテナを写真用三脚に支持する治具は、φ7ABS樹脂パイプと2mm厚のプラスチ
ック板にM3ナットを焼き嵌めで固定してM3ローレットねじを取り付け。

分解収納状態(重量63g うちエレメント:32g ブーム31g)
