(1)はじめに
前回は8エレ八木(16.10.06の記事)製作失敗→SWR下がったが飛ばない。の
最適化をやり直してエレメント径φ2の8エレ八木を作成(’20.03.19の記事)
ブーム長が1m40cmと、移動用には長すぎるかな?と 同じ参照データの
エレメントを1本除き7エレとして最適化しました。ブーム長は30cm短縮。
ジャンク品のブームを利用しで手軽に作成。
(2)ふつうの八木。

エレメントはφ2アルミ線。ブームはφ5アルミパイプ

D2の移動で調整してSWRは430.2〜435.4MHzの範囲内で1.1以下。
簡易電界強度計 距離2m 出力1Wで3.4μA(計算利得:12.45dBi)
(3)蛇足
(a)ブームが短い方が移動運用は楽だが、短いと利得は小さく。
命短しタスキに長し。
(b)MMANAのデータ
計算値
パターン

定義

(4)製作内容(前回記事と同じです) ブームはジャンク品を利用。
反射器
材料は¥100店のφ2自在アルミ線。中央部の約5cm長以外を
ドリルで捩り硬化させました。道糸で姿勢を維持します。

給電部
円周の一部を切開したφ7樹脂パイプに、羽根状に接着した2枚の樹脂板小片に
端部に10mm長のφ3黄銅パイプを嵌めて圧着した2アルミ線を接着後、木綿糸
+瞬間接着剤で固定してBNCを半田付け。木工ボンドで補強。

Ra,のブームへの取付け
放射器Raは、φ7樹脂パイプの弾性を利用してブームにパチンと嵌め込みます。
ブーム側にはガイド用にφ7パイプを(一部はM2ねじで)取り付けています。

導波器の取り付け
導波器はφ4樹脂パイプに挿入、支持。エレメントには抜け止め&位置決め用の
5mm長φ4樹脂パイプを接着。

ブームの連結
3割したブームは、φ4樹脂パイプ(φ2黄銅線挿通して補強)を介して連結。
φ4樹脂パイプの全長は50mm。突き出し長さを30mmとして一方のブームに固定。
ブームの突合せ箇所はパイプ径の1/2まで長さ5mm、ヤスリで現物合せで削ります。

アンテナの支持
アンテナを写真用三脚に支持する治具は、φ7ABS樹脂パイプと2mm厚のプラスチ
ック板にM3ナットを焼き嵌めで固定してM3ローレットねじを取り付け。

当ブログのカテゴリー「無線関連」のアンテナ支持(’15.01.30の記事)及び
(’19.09.07の記事)をご参照ください。
分解/収納状態(重量60g うちエレメント:26g ブーム:34g)
