(1)はじめに
前回(‘22.09.18) DG7YBN局のHP:http://dg7ybn.de/432MHz/GTV70_7.htmの
放射器が“くの字”を放射器を通常の八木の一本棒に変更して作りました。
そのためかどうかは?ですが、SWR調整のために導波器の位置を大きく移動。
今回はHPの元のままの“くの字”で作成。(エレメント径はHP記事をΦ2に変更)
尚、放射器はスペーサを使用せず、銅棒にBNCを直接半田付けとしました)
(2)さてさて

Raエレメントはφ2銅棒 D,Reエレメントはφ2アルミ棒、ブームはφ6アルミパイプ

フレンド局から譲って頂いたCAA-500で、433.0MHzでSWRが最低値となるように
又、インピーダンスが50Ωとなるように調整しています。
MMANAのデータの通りの作成で、CAA-500での測定値は
430.8MHz:SWR1.1:50Ω 433.0MHz:SWR1.0:50Ω 433.4MHz:SWR1.1:54Ω
手持ちのCAA-400では SWRは430.8〜434.0MHzの範囲内で1.1以下。
いつもの簡易電界強度計出力1mW ,距離2mで、4.4mA(前回と同じ)
前回の「SWR調整のために導波器の位置を大きく移動」の原因を、「放射器の
“く”から“|“への変更」思ったのですが、一方では前回のMMANAは
良い計算値が得られるまで、多回数の“最適化”を繰り返したのも気になり
結局「原因は解らず」
(3)MMANAのデータ
計算値

パターン

定義

(3)製作内容(いつもと同じです)
給電部
スリ割をいれたφ8樹脂パイプに翼状に接着した2mm厚樹脂板に、φ2銅棒のRaエレ
メントを木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンドで固定。

Φ8樹脂パイプで待ち受けたブームに、スリ割入り樹脂パイプの弾性を利用して
パチンと嵌め込み。

導波器、反射器の中央部に5mm長φ4樹脂パイプをストッパとして接着。
ブームに(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定した20mm長の
φ4樹脂パイプに挿入、支持します。

ブームは3分割。φ5(肉厚1mm)アルミパイプで連結。

ブームにミニステー金具(M3ナットを半田付け、M3ローレットねじを取り付け)を
M2ねじで取り付け。φ6ステンレスパイプの一端に、φ3黄銅パイプを半田付け及び、切欠き加工したミニステー金具を半田付けし上記の治具を受けます。
φ6ステンレスパイプの他端には1/4Wナットを固定しており、三脚雲台ねじで固定可能。

この治具は、カテゴリー「無線関連」のアンテナ支持(’15.01.30の記事)をご参照下さい。
分解収納状態(重量74g うちエレメント34g ブーム40g)
