(1) はしめに
エレメント径φ4で作成した7エレ(‘15.10.20の記事)のエレメント径φ2での
リニューアルです。この7エレの元データは 放射器がくの字型 の八木で、
参照HPは http://dg7ybn.de/432MHz/GTV70_7.htm です。
このデータの放射器を普通の八木の|形に変形しました。
特徴は “ブームは短め F/B比は大きめ”です。
(2)ブームはφ6アルミパイプ。自重による撓み補正のため曲げました。

Raエレメントはφ2銅棒。D、Reエレメントはφ2アルミ棒
フレンド局に譲って頂いたCAA-500で、433.0MHzでSWRが最低値となるように
又、インピーダンスが50Ωとなるように調整しています。
D1,D2の移動で調整して、CAA-500でのSWR、インピーダンスの測定値は
425.8MHz:1.1:60Ω 433.0MHz:1.0::50Ω 434.9MHz:SWR1.1:60Ω
手持ちのCAA-400では SWRは427.0〜434.0Hzの範囲内で1.1以下。
いつもの簡易電界強度計の指示値は 出力1mW ,距離2mで4.8mAでした
(3)MMANAのデータ
計算値

パターン

定義

(4)制作内容(いつもと同様です)
給電部
スリ割りをいれたφ8樹脂パイプに翼状に接着した3mm厚樹脂板に φ2銅棒の
Raエレメントを木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンドで固定。

給電部のφ8樹脂パイプの弾性を利用してブームに取り付け
ブームにはφ8樹脂パイプを固定して給電部を待ち受け。

Re(反射器)及びD1~D6(導波器)の中央付近に20mm長のφ4樹脂パイプを接着。
ブームに「木綿糸+瞬間接着剤」&木工ボンド」で固定したφ4樹脂パイプに挿入、支持。

ブームは3分割φ3黄銅パイプを挿通して補強したφ5樹脂パイプで連結

三脚の雲台への支持
ブームにM2ねじで、M3ナット、ローレットねじ取り付けたミニステーを固定。
φ3黄銅パイプを半田付けし、切り込みを入れた三脚側のミニステー金具に取り付け。
φ6ステンレスパイプの写真に写っていない胆部には三脚雲台ねじに合う1/4wナット
が取り付けられています。この治具についての追加説明が必要でしたら、
カテゴリー「無線関連」のアンテナ支持(‘15.01.30の記事)をご参照ください

分解収納状態(重量73g うちブームは37g エレメントは36g)
