1)はじめに
23.02.19及び前回(‘)の記事は共に反射器Reが“く”の字形の6エレです。
反射器の角度θは23.02.19は65度、23.03.02は43度で、今回はF/B比が良い‘23.02.19の6エレを元に、反射器の角度θを変えて遊びました。

反射器の角度θは23.02.19の6エレの元になった‘20.03.21の7エレも同じで
MMANAでの計算は20.03.21の7エレから1エレ除いて6エレとすると共に
5度刻み程度で23.03.02の43度程度まで行い、その中でF/B比が最大となった
49度のMMANAデータで現物を制作しました。

(2)Raエレメントはφ2銅棒。Re。Dエレメントはφ2アルミ棒

ブームはφ6アルミパイプ

MMANAのデータからD1,D2を移動してSWR調整を行い
フレンド局に譲っていただいたCAA-500では
427.0MHz1.1:60Ω 433.0MHz1.0:50Ω 435.0MHz1.1:55Ω
手持ちのBR-500では430.6〜434.6MHzの範囲内で1.1以下
いつもの簡易電界強度計出力1W ,距離2mで、4.5mA
D1,D2の移動距離はそれぞれMMANAの計算値より30mm、48mmと大きく
制作したアンテナの利得、F/B比はMMANAの計算値と大きく異なるのでは?
ではありますが、簡易電界強度計の指示値が大きいので まあ良い としました。
(3)MMANAのデータ
計算値

パターン

定義

(4)製作内容(いつもとほぼ同じです)
反射器
ブーム上に接着した1mm厚樹脂板に2本のM2スペーサを配置し半田付けで連結。
これを(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定。φ2アルミ棒のエレメントの一端に
φ3黄銅パイプ゚を介してM2ねじを圧着。ブーム上のM2スペーサにねじ込む。

給電部
スリ割りを入れたφ8樹脂パイプに翼状に3mm厚樹脂板を接着。φ2銅棒のエレメントを木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンドで固定してBNCを半田付け

放射器のブームへの取り付け
ブームにφ8樹脂パイプで待ち受け 給電部のφ8樹脂パイプの弾性を利用して
パチンとはめ込みます

導波器の支持
導波器、放射器の中央部に5mm長φ4樹脂パイプをストッパとして接着。
ブームに(木綿糸+瞬間接着剤&木工ボンド)で固定した20mm長の
φ4樹脂パイプに挿入、支持します。

ブームは3分割。φ5アルミパイプ(肉厚1mm)で連結。
尚、ブームはφ6アルミパイプ(肉厚0.5mm)です

アンテナを写真用三脚に支持する治具は、φ8樹脂パイプと2mm厚のプラスチ
ック板にM3ナットを焼き嵌めで固定してM3ローレットねじを取り付け。
φ6ステンレスパイプの一端に、φ3黄銅パイプを半田付け及び、切欠き加工した
ミニステー金具を半田付けし上記の治具を受けます。φ6ステンレスパイプの他端には
1/4Wナットを固定しており、三脚雲台ねじで固定可能です。

分解収納状態(重量68g うちエレメント34g ブーム34g)
