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アマチュア無線局 7M2MZO

430FMで低山ハイキングを兼ねた移動運用を楽しんでいます。

430MHz用スイスクワッド

(1) はじめに
アンテナハンドブック(‘1991 第10版)を参照して、スイスクワッドを作りました。このアンテナは、HB9CVクワッドとも云うそうです。
1 全体
  

(2) 制作
  寸法です。
アンテナハンドブックには(80)の箇所の寸法を増減して周波数範囲を変更(修正)と
ありましたが、替わりにハンドブックでは170と記載されていた箇所を(183)に延長
して周波数範囲を合わせました。 右のBNC-Jから給電しました。
2 寸法

 給電部のウラオモテです。1mm厚、約30mm角の鉄板のベース板にBNC-Jを固定。
φ3黄銅パイプのエレメントもこのベース板に半田付け固定しました。
 BNC-Jの中心導体に接続されたφ2ステンレス棒マッチングバーは、ベース板の穴を
通り抜けて、8mmの間隔で黄銅パイプのエレメントに沿わせました。
3 給電部

 移動運用に向けて分解/組み立て可能にしました。下の写真の上が前記の給電部で、
φ3黄銅パイプのエレメントの先端に短尺のφ4黄銅パイプを取り付けています。
その下が反対側のやはり30mm角の鉄板ベース板に半田固定したエレメントで、やはり
先端に短尺のφ4黄銅パイプを取り付けています。
この両者を写真の一番下の4本の直線エレメント――φ3黄銅パイプ(両端付近にφ4黄銅
パイプ取り付け)で連結してアンテナを組み立てます。
4 分解

  連結部です。右の直線エレメントの先端7mmが左のφ4黄銅パイプに挿入されます。
特に固定の為の機構はありませんが、運用時には水平になる箇所でもあり、不用意に
抜けることはなさそうです。
5 連結




(3) 比較
(a)簡易電界強度計 距離2m 出力1Wで電流計の最大示値を比較。
    スイスクワッド    :230μA
  4エレ・ループ(位相給電):230μA 

注)4エレ・ループ(位相給電)は帯鋼のエレメントのループ八木に位相給電
適用したもの(下の写真)です(’10.12.29の記事を参照下さい)
定の為の機構は制作寸法誤差による摩擦で、不用意に抜ける事は無さそうです。
6 4エレHB9CVループ

(b)SWR
スイスクワッドは範囲が狭く、432MHzで1.2 433MHzで1.1 435MHz
で1.2。 4エレ・ループ(位相給電)は425~440MHzの範囲で1.1以下でした。

(c)収納性
組み立てたアンテナの「容積」はスイスクワッドの方が小さいですが、移動運用
で使用する際のリュックサックへの収納性については、ループは細い棒状に収納できるのに対し、スイスクワッドは約200*80*40mmの矩形の容積となり、
リュックサックの中で他の荷との押し合いで、変形する恐れもあります。

(d)制作
スイスクワッドは、エレメントとマッチングバーを かなり良い精度で同じに
曲げる必要があり、かなり慎重に加工しました。給電部の構造も複雑です。
ループ八木の制作は過去に幾つか作って多少慣れている為もありますが、
構造も簡素で良く、スイスクワッドに較べると、かなり作るのが容易です。


(4) その他
  (a)スイスクワッドに反射器、導波器(たぶん四角のループの)を追加して
    例えば4エレにして、利得を大きくする事が出来るだろうと思います。
    移動用には嵩張りそうですが。

(b)4エレ・ループの位相給電は、HB9CVと同じ給電方法で行いました。
   スイスクワッドと同じ方法で給電したら どうなるかな? 
     給電部の構造が複雑になりますが、


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