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アマチュア無線局 7M2MZO

430FMで低山ハイキングを兼ねた移動運用を楽しんでいます。

430MHz用 4エレ・ループ(位相給電 その2)

(1) はじめに
帯鋼ループアンテナの 前回の位相給電はHB9CVと同じ給電方法でした。
(’10.12.29 及び ’11.01.01の記事をご参照下さい) その後、スイスクワッド
(HB9CVクワッドとも云うそうです-’11.01.07の記事です)を作ってみたら、
2エレ四角ル-プなのに4エレ・ループ(位相給電)と同等の性能でした。
1 スイスクワッド

スイスクワッド式の給電方法が良いのかな?と帯鋼ループで試してみkました。


(2) と云う事で、
2 スイスサークル

 BNC-Jの中心導体から左右に電線を延ばして短尺の帯鋼に接続し、ショートバーで
帯鋼ループに給電。ショートバーはφ4肉厚0.5長さ10mmの黄銅パイプを潰したものを
2個、間に3mm厚のプラスチック板の小片を挟んで導線で結束したもので、帯鋼に沿って
摺動可能です。


 寸法です。
BNC-Jの位置はRa1とRa2との中央で、長さ40mmの電線で短尺の帯鋼に接続、その先端側105mmの箇所でショートバーを介して帯鋼ループ(Ra1及びRa2)に給電します。赤字の数字は帯鋼ループの長さです。
3 スイスサークル 寸法

帯鋼を抜去した給電部。BNC-Jの右側にある金具は写真用三脚に固定する為のものです。
4 給電部
 φ3黄銅棒のブームに、φ4肉厚0.5長さ20mmの黄銅パイプを潰したエレメント受け
(中央部をニッパーで軽く噛んで帯鋼の通り抜けを防止)を半田付けしておき、その片側
に、3mm厚のプラスチック板の小片を間に挟んで、長さ10mmのエレメント受け(BNC-J
の中心導体と電線で接続されている)を木綿糸と瞬間接着剤で仮固定しました。

5 エレメント受け
長さ20mmのレメント受けには帯鋼ループ(Ra1又はRa2)を取り付け、長さ10mm
のエレメント受けには、短尺の帯鋼(帯鋼ループの弧に沿うように手で曲げグセをつけ
ました)を挿入します。


移動用に、分解した状態です。組み立て時には、Ra1及びRa2エレメントの一端側を、
下の写真で曲がっている帯鋼に固定されたショートバーに挿通してブームのエレメント
受けに挿入します。
7 分解
ショートバー及び給電部のエレメント受け周辺は、エポキシ接着剤で補強しました。
各帯鋼エレメントは、いつものように、スライド式に約1/2の長さに収納しています。


(3)SWRの調整
SWRは、431~434MHzの範囲内で1.1以下ですが、周囲の影響を受けやすく、前回の
HB9CVと同じ給電方式の4エレループに較べて やや不安定な感じがします。
一方では、D1、Reの一方又は両方を取り除いた状態でもSWRは同じで、これは
前回のHB9CVと同じ給電方式の4エレループの場合と同様です。

当初は、BNC-Jからショートバーへ直接電線で接続したのですが、電線の僅かな位置の
変化でSWRが大きく変動し、安定しませんでした。この為、Ra1及びRa2ループの弧に
沿う様に、短尺の帯鋼に手で曲げグセを付けて“固定化”しました。
BNC-Jの中心導体から短尺の帯鋼までの接続も、例えばφ2程度の黄銅棒などで、動か
ぬ様に配電した方がスイスクワッドの給電方法に より近い感じですが、お手軽に電線で接続しました。電線の長さが40mmと短く、ブームに沿って延びているので、あまり動か
ず、ナントカなっている様です。尚、ショートバーの位置はSWRの調整には さほど寄与
しない様でした。
 最終的にはRa1及びRa2ループの長さでSWRの最小値となる周波数調整を行いました。

(4)スイス・クワッドと比較。
アンテナを写真用三脚に取り付け、距離2m、出力1Wで、簡易電界強度計の最大指示値
を比較しました。(今回のものをスイス・サークルと表記しています) 
6 比較
 スイス・サークル(2エレ)はRa1とRa2のみの状態。4エレ・スイス・サークルは、
この記事の最初の写真の状態の、D1とReを追加した状態です。


(5) その他
(a)前回の4エレ・ループ(HB9CV方式の位相給電)は、既にフレンド局に差し上げ
た為に、直接的な比較が出来なかったので、ほぼ同等の性能のスイス・クワッド
を比較用アンテナとして代用しました。
前記の比較結果から見ると、「ループ状のエレメントに適した位相給電のやり方
で良い性能を引き出せるという事なのでしょう。ただ、前回のHB9CVと同じ
給電方法に較べSWRが多少不安定で、周囲の影響を受けやすい様です。

(b)たぶんスイスクワッドも、反射器や導波器エレメントの追加で、今回の
アンテナと同様に、電界強度を大きく出来るのでしょう。

(c)帯鋼を利用した事で、スイスクワッドの様にエレメントの針金を135°に曲げる事が
出来ない反面、給電部付近の構造が(電線で代用した事もありますが)簡略に出来
ました。

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