アマチュア無線局 7M2MZOのブログ

430FMで低山ハイキングを兼ねた移動運用を楽しんでいます。

430MHz用 ディスコーンアンテナ

(1) はじめに
「ディスク+コーン」でディスコーンなのでしょうかね? ホンモノ」のディスコーン
はディスクもその下の円錐(コーン)も金属の薄板で作る様ですが、。
CQ誌1993年8月号の430MHz用ディスコーンアンテナの記事ではアンテナの
ディスク部は針金で作ったφ107のリング、コーン部は3本の針金で構成しています。
尚、下記のHPに同じCQ誌の記事が転載されています。
 http://www.jade.dti.ne.jp/~yamawa/antcraft/discone/index.html

針金できれいな円形のディスク(リング)を作るのはちょと難しそうだと思って
いましたが、たまたま\100店で適当な寸法のステンレスの円板を見つけました。
(ケーキを作る調理用具らしい)深さ5cmほどの底のある円筒形の容器ですが、
底のステンレス円板が取り外せて、その直径はφ104でした。


(2)そんな事で、こんな事に。
1 discono 全写真
コーン部には帯鋼を使用しました。(帯鋼はループアンテナで著名なグローバルアンテナ
研究会のHPで領布しています)帯鋼の先端の色の付いた球は、危険防止の為に取り付
けたマップピンの頭です。マップピンの針を\100ライターで加熱して抜去し、帯鋼の
先端を加熱してマップピンの頭を溶かしながら強引に差し込みました。


寸法です。
2 discone 全体
 絶縁被覆を剥離した3D-2V同軸線をφ6*230mm長の黄銅パイプに挿通しました。
BNCに同軸線の一端と黄銅パイプを接続。同軸線の他端の外部導体は、黄銅パイプの他端
(上の図の上側です)から出たところで折り返して黄銅パイプの外側面に半田付けしました。
同軸線の中心導体はφ104ステンレス円板に接続します。

 アンテナ上部の構造です。 ごっちゃごちゃの絵ですみませんが
1/4Wナット(M6ナットでも良いと思いますが手持ちが無かったので)の側面に6枚の
帯鋼(t0.4*w4.0)を針金で締結して半田付け。ナットから伸びる帯鋼の長さは200mm。
このナットにφ6黄銅パイプを挿通します。 (以下 絵の下に続く)
3 discone 上n部
 3mm厚の□20*10mmのアクリル板の中央に穴をあけてφ6黄銅パイプを通しました。
このアクリル板の両側に、3mm厚□6*10アクリル板を(φ6黄銅パイプを挟む様に)
2枚づつ計4枚瞬間接着剤で接着し、(手持ちのアクリル板は3mm厚だけなので)
φ104ステンレンス円板を固定する為に、13mmの間隔でM2タップを2カ所立てました。
ステンレンス円板の中心にはφ2ほどの穴がありましたので、同軸線の中心導体を通し、
その穴の両脇にφ2.2の小穴を13mm間隔でドリルであけました。M2ねじにはワッシャを入れて銅細線を固定し、3D-2V同軸線の中心導体を絡めて半田付けしました。

上記の箇所を下からのぞき込む様に撮ったのですが、ステンレス円板が鏡になって
います。アクリル板の色が変化するところが「鏡」の境界で、上の虚像の方に同軸線の
外部導体が良く見え、その中心を中心導体が貫いています。
尚、ナットと帯鋼との取り付け部は2液性エポキシ接着剤を盛って補強しました。
4 discone 上部写真

 φ104ステンレス円板を上から撮ったところです。
2本のM2ねじ、細銅線など、やはり2液性エポキシ接着剤を盛って補強&防水。
5 discone 上面写真
 3D-2Vの中心導体をステンレス円板に直接半田付けしたかったのですが、たぶん
熱容量(あるいは熱放散)の為と思いますがステンレス円板に半田が乗らず、加熱を
続けると同軸を痛める恐れがあり、M2ねじに固定した細導線に中心導体を絡めて
半田付けしたという訳でした。(無論、ステンレス用フラックスは使っています)


(3) さて さて 
  SWRは426~457MHzの範囲内で1.2以下。430~445MHzの範囲内で1.1+です。
 帯鋼を取り付けたナットの位置を下に(BNCに近い方に)移動するとSWRの最低値の
 周波数は低く、ナットの位置を上に移動するとSWR最低値の周波数は上がります。
 当初、帯鋼(コーン部)の長さを当初1/4λより長めの200mmとしておき、帯鋼を
 切り詰めて周波数を合わせようと思っていましたが、ナットの位置の移動で事足りて
しまいました。

 簡易電界強度計での比較(距離2m、出力1W)は
  ディスコーン :150μA (全長260mm)
  J型アンテナ :200μA (全長537mm)
6 比較


(4) その他
(a)作ってはみたものの、ハイキング=移動運用に持って行くには困った形の
アンテナです。どうやって壊れない様にリュックサックに押し込もうか?

(b)6枚の帯鋼(コーン部)角度は多少違っていてもたいした影響が無い感じ
ですが、或いは6枚ある事により誤差が平均化されているだけなのかも
知れません。尚、参照したCQ誌の記事(又はHPの記事)ではコーン部は
3本の長さ175mmφ2の黄銅針金です。

(c)ディスク部とコーン部との間隔でSWRの最低周波数が変化する事を利用して
調整を行い、結果的にこの間隔は15mm程度になりました。参照記事のディスク
部とコーン部との間隔は記載されていませんが掲載されているアンテナの写真
では5cm程度ある様に見えます。

(d)アンテナを作った後に残った、ケーキ調理器具の深さ5cmほどの円筒の
その後の運命については、記述を省略します。
 
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コメント


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ディスコーンアンテナ自作

ナットの位置の調整で最低共振周波数が変化するというレポートは非常に役に立ちました。ありがとうございます。

岡田 正 | URL | 2017年05月08日(Mon)09:13 [EDIT]


Re: ディスコーンアンテナ自作

こちらこそ ありがとうございます。
2011年の記事を読んで戴いて。
利用して下さった と云う事。とてもうれしいです。

7M2MZO | URL | 2017年05月09日(Tue)06:24 [EDIT]